ビザが切れる!

我が家4人の「留学ビザ」&「保護者ビザ」の期限が
来月あたまに迫ってきた。
更新は有効期限の一か月前から手続きできるので
私は早めに手続きを済ませるために
去年の年末から「ビザ更新のための書類を用意してほしい」と
学校にお願いしていた。
そして年が明け、新学期が始まり、仕事の遅い(?)タイ人先生を
何度もプッシュして、やっと書類を準備してもらった。
学校の事務の先生によると
「まず最初に、母と三女のOビザを取得してからでないと
長女と次女の留学ビザの手続きができない」
と言う。
理由を聞いたのだが、タイ語ではよく理解できなかったワタシ。。。
事務の先生も
「心配しなくて大丈夫!とにかく、書類を準備してあなたとベビー(三女)だけ
まずは行きなさい!」
と言われた。
なぜ家族全員、同時にビザの更新ができないのかわからないのだが、
タイのビザの手続きについて、私よりも詳しい事務の先生が言うのだから
従うしかない。
事務の先生も一緒に行ってくれるというので、それなら安心だと思い
先週、私と三女と先生と三人でイミグレーションへ行ってきた。
当日の朝、学校へ向かう前に、銀行へ行く必要があった。
保護者ビザを取るには、保護者は「50万バーツ以上の預金残高が必要」
という条件がある。
そのため、銀行の残高証明書をイミグレーションに出さないといけないのだ。
8時半に銀行が開くのを正面で待ち、一番乗りで手続きしてもらった。
手続きをしている間、銀行にいた赤ちゃんと仲良くなる三女。
この赤ちゃんは、銀行で働いている人のお子さんだそうだ。
ばんく
タイでは、「子連れ勤務」が当たり前だ。
市場でも、赤ちゃんをおんぶしながら野菜を売っていたり
子供にご飯を食べさせながら店番をしていたりする。
親が働く姿を見るのは、子供にとって当たり前のことだし
「子育て」と「仕事」が同じ生活の中にあるのがタイの社会。
親の働く姿を見たことがない、子育てと仕事の両立が難しい日本とは
大きく異なる点だ。
そんなタイの「子を持つ女性に優しい社会っていいなあ」と
思いながら残高証明書を受け取り、学校へ向かった。
学校の車に乗り換え、先生と一緒に三人でイミグレーションへ向かった。
いつものピリピリした緊張感で、私は好きになれない、この雰囲気。
緊張しながらも
「先生も一緒だし、今日は絶対に私と三女のビザの更新をするぞ!」
と私は意気込んでいた。
そして「イープン!(日本のかた)」と呼ばれた。
毎回、お世話になっている、こわーい顔の厳しい警察官。
書類を全て渡すと、一枚一枚丁寧に見ている。
「間違いないはず。大丈夫、大丈夫。」
と自分に言い聞かせながらも、内心ドッキドキである。
そして私の銀行残高証明書と通帳を見て一言。
「二つに分かれていてはダメだ!」
と言った!
実は、私は普通預金口座と定期預金口座の二つを持っていて
両方の金額を合計して、50万バーツの条件をクリアしている。
普通預金と定期預金それぞれでは、50万バーツ未満なのだ。
だが「一つの口座で50万バーツ以上」とはどこにも記載されていないし
一般的に考えれば、複数の口座があっても、トータルのお金が
50万バーツであればいいと考えられるのではないか。
と思っていたのだが・・・。
こわい顔の警察官は、分厚い書類を引っ張り出してきて
いろいろページをめくってはブツブツ独り言を言い、
しまいには周りの職員にも聞きだした。
「○月○日に○バーツ、○月○日に○バーツ、○月○日に○バーツ・・・」
と大声で、私の預金金額を読み上げる担当の警察官・・・。
「ひょえ~!我が家の所持金を暴露するの止めてくれ~!」
と思ったが、担当者はお構いなし。
その場にいる人全員に、私の預金額を知られてしまったのだった。
「合算した金額でもいいのか?ダメなのか?」
と周りの人に聞いているのだが
「いい」っていう職員もいれば「ダメ」って言っている職員もいる。
結局、いいも悪いも正式なルールが記載されておらず
「まあいいだろう」
ということにしてくれた。
恥ずかしい思いをした甲斐があるってものだ!
だが!
次は、学校の先生が担当の警察官に呼ばれ
「まだ○○(長女)と○○(次女)の留学ビザが取れてないじゃないか!
留学ビザを取ってから、保護者のOビザの手続きをするんだ!今日はダメ!」
とすべての書類を突き返されてしまったのだ!!
「ええ~!順番が逆!?」
と私もビックリ!
先生も苦笑いするしかない・・・。
「行こう」という先生に従い、私達は仕方なくイミグレーションを後にした。
その足で留学ビザに必要な書類を申請しに、教育機関(文科省みたいなもの?)
へ行った。
車の中で先生は何度も
「ソーリー、ソーリー」
と言っていた。
私は去年も、ビザを取るのに苦労したし、失敗を繰り返し
何度もイミグレーションに出向いて、やっとやっとやっとの思いで
ビザを取得できたので、ビザを取る難しさや面倒さをよーくわかっている。
だから、先生を怒る気には全くならない。
ただ「こんなこともあるかもしれない」と今回は早めに動いておいて
よかったと思う。
これがもし期限ギリギリだったら、もっと焦っていただろう。
そして先生が言うには
「教育機関からの書類ができれば、○○(長女)と○○(次女)のビザを
申請に行こう。たぶん、2日か3日、とにかく今週中には
行けると思うから。今日から7日以内だったら、残高証明書も
使いまわしていいって!」
ということだった。
残高証明書を作るにも手数料がかかるから
この日のものが使いまわせるなら、その方がありがたい。
「書類が整ったら、電話するから!」
という約束で、私は先生と別れた。
あちこち連れまわして疲れたのか、帰りの車の中で三女は
ぐっすりと眠ってしまった。
イミグレーションでの緊張、そしてまたしても予想外の展開に
テンションが上がりっぱなしだった私は、少しリラックスするために
アイスコーヒーをテイクアウトした。
かふぇ2
それが、まさかのビニール袋入り!
かふぇ1
コップに入れてと言ったのだが
「ない」
とのこと。
コーヒーショップなのに、なんでコップがないんだ!?
見た目もイマイチなうえ、運転しながらではとっても飲みにくい!
結局、コーヒーがこぼれないか気を使いながらのドライブで
リラックスどころではなくなってしまったのだった。。。
そして現在、先生との約束の2、3日はとっくに過ぎているが。
先生からの連絡は。
・・・ない。
土日も挟んでしまうし、残高証明書の有効期限は過ぎるだろう。
来週こそは再びイミグレーションへ行けるのか
何だか落ち着かないワタシである・・・。
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