バンコクまで学校&家探しツアー③

翌日。日曜日。

朝、ホテルをチェックアウトし、目的のコンドに向かう予定。

「今日もまたこのホテルに戻ってくるかもしれないねー」

なんて半分本気でパパと話しながら、学校の目の前にあるコンドミニアムへ行くことにした。

この日は、コンドの部屋を見に、トゥーさんも一緒に付いてきてくれると言う。
日本人だけだと、高い料金を吹っ掛けられたりすることもあるのでタイ人が一緒にいることは、大きなメリットである。

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約束の時間になり、トゥーさんと一緒に、コンドへ行った。
前日に部屋を紹介してくれたキャットおばちゃんが現れたので、

「前日の部屋が気に入ったのだが、家賃が高くて困っている。もう少し下げてもらえないか?」

とお願いしてみた。

キャットおばちゃんは、大家さんに連絡をしてくれたのだが

「これ以上は下げられないって。できれば賃貸ではなく、売りに出したいそうよ」

と教えてくれた。

「やっぱりだめかー」

と困り果てていたところ、キャットおばちゃんがどこかに電話をかけ何やら話を始めた。
そして電話を切った、キャットおばちゃんは私達の所へ来て

「ユー アー ラッキー !」

と言った!

実は、このコンドの部屋を2つ持っている大家さんがいるのだが、
1部屋は物置状態になっているから、そこを貸して貰えないか、聞いてくれたそうだ。
すると、その大家さんは快く、了承してくれたというのだ!
しかも、我が家が申し出た家賃でOKだと言う!

「本当!?やったー!!!」

と私は大喜びし、思わずキャットおばちゃんに抱き着いてしまった。

「大家さんが今から、部屋を片付けるから、10分くらいしたら、部屋を見せてくれるって!」

とキャットおばちゃんは言い、私たちはワクワクしながら待っていた。
数分待って、大家さんから連絡があり、部屋を見せてもらうことになった。

最上階の8階の角部屋である。
部屋は、50平米の1ベッドルームだ。

物置状態だった通り、ものがたくさん置かれて雑然としていたが、
家具も家電もそろっているし、使っていないからきれいだし我が家はすぐ、この部屋が気に入った。

部屋を片付けていた大家さんは、人がよさそうなおじさんで私と同じ年だという!
私と同じ年で、コンドの部屋を二つも持っているなんて、もしかしてお金持ち!?
なんて思いながら、私は念のため

「家族5人で使ってもいいですか?」

と聞いてみた。

「もちろんだよ!」

と言ってくれたので、私はほっとし、人のよさそうな大家さんの部屋を借りれることができたのを、心から嬉しく思った。

私とパパは、この部屋を借りることを即決し、その場で契約手続きを行うことにした。

予約金と家賃1か月分を払い、契約書にサインをした。

私は、私たちの部屋探しに協力してくれたキャットおばちゃんや、格安の家賃で貸してくれた大家さん、そして学校探しも家探しも着いてきてくれたトゥーさんと出会えたことが、とても嬉しく、幸せだと思った。

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私はタイに来てからというものの、人との出会いに恵まれていると思う。

私は、タイの人たちに支えられ、助けられながら、生きている。
周りの人に、こんなに感謝しながら生きていけるのは、幸せなことだ。

学校も家も決まって、私は気持ちが晴れ晴れした。
昼ご飯をトゥーさんと一緒に食べた後、既に午後2時を回っていたがノンカイへ少しでも近づくために、バンコクを出発することにした。

トゥーさんに「来月また会おうね!」と別れを告げ来るときと同様、中継地点であるナーコーンラーチャシーマの町へ向かった。

もちろん、同じホテルを予約。
目的を果たせたおかげで、帰り道は気持ちが軽かった。

私とパパは、何度も何度も

「ほんとによかったよね!」
「いやいや、よかったよかった!」
「ほんとにツイてる!」
「うちらはラッキーだよ!」

などと、「よかったよかった」を連発しながら、ドライブしていた。
ナーコンラーチャシーマのホテルは、部屋が広くてキレイなので、帰りも夕飯をテイクアウトし、部屋で食べることにした。

子供達の疲れもピークに達しており、長女はホテルに着くなりご飯も食べずに眠ってしまったほどだ。
もちろん、私もパパも、疲れと安堵で、あっという間に眠りについたのだった。

翌朝。月曜日。
私は学校に、長女と次女が休むことを連絡し、帰ってこない私たちを心配しているだろう大家さんへも連絡を入れた。

大家さんに、学校と部屋が決まったことを伝えると、とても喜んでくれた!

朝9時にホテルをチェックアウトし、ナーコーンラーチャシーマの町を出発。ひたすらノンカイの自宅を目指した。

バンコクへ行くときもそうだったのだが、道中、何回も交通事故に出くわした。
しかも、車どうしがぶつかっているのではなく、車がひっくり返っているのである。

「こんなに何度も、車がひっくり返っているのを見たのは初めてだよー」
「なんであんなことになるんだ?」
「どんな運転したら、ひっくり返るんだろうねー」
「ひっくり返った車なんて、日本じゃ滅多に見れないよー」

などと話し、タイの事故現場をあちこちで見ながら、帰ってきたのであった。

家に着いたのは16時くらい。
400キロの道のりを、7時間くらいかけて走ってきたことになる。
「タイのハイウェイはスピードが出せない」ことを学んだ旅であった。

子供たちの学校が、今月で終わる。
今は、引っ越し業者を探したり、荷物をまとめたり、現在の学校へ出向いたり落ち着かない毎日だ。

引っ越しが終わるまで、気が休まらないが、バンコクの新生活が今から楽しみなワタシである・・・。

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コメント

  1. SECRET: 0
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    はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。

  2. mammy pig より:

    SECRET: 0
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    バンコクの学校と家が決まってよかったねー!
    本当にタイヘンだったと思うけど、ちゃんと自分の意志を貫き通してタイ滞在の道を切り開いているんだから、すごい!
    これからも遠くから応援しているよ!!
    家族みなさん、元気でがんばってね!
    こっちもがんばるよ~

  3. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    はじめまして!
    ブログを読んで下さりありがとうございます。
    鬼藤千春さんのブログ、拝見しました。
    短歌は私にとって未知の世界だったので、とても興味深く感じました。
    また、お邪魔させて頂きます!
    ぱこ

  4. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こっちもブログ見てるよ!
    子供達もますます成長してるようだし、みんなで頑張ってるのが伝わって来るよ!
    うちは、同じタイとは言え、また一からのバンコク生活が始まるから、不安もあるけど、何でもやってみなければわからないもんね。これから数ヶ月、環境の変化や仕事に慣れることに精一杯になると思うけど、家族のために頑張るよ!

  5. まめこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ぱこさんのブログ、毎回楽しみに拝見していました
    しばらく更新されてなかったので気になっていたんですが・・・
    タイに引っ越されるんですね!
    おうち、お子さん達の学校が決まり良かったですね!
    お疲れ様でした。
    これから新しい環境で色々大変だと思うますが
    頑張ってください。
    日本から応援してます
    そしてブログも楽しみにしてます。

  6. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    まめこさん
    はじめまして!
    ブログ、読んで下さり、ありがとうございます!
    もうすぐバンコクへ引っ越すので、こんなタイのど田舎での生活とお別れです。
    それと同時に、タイの知られざる田舎生活を、情報発信できなくなるのを残念に思っています。
    バンコクの情報はたくさんありますが、イサーンの情報は、なかなかありませんからね。
    イサーンを離れるまで、ここでの記録をブログに書いていきたいと思います!
    ぱこ

  7. あかね より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コンドに学校も決まったんですね!!
    おめでとうございます!そしてお疲れ様です!
    三女ちゃんは保育園ですか?
    5人で住むってお父さんもタイに?(^O^)
    バンコク
    日本人いっぱいで驚きますよー(´Д`;)

  8. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あかねさん、こんにちは!
    三女は、長女と次女と同じ学校の、幼稚園に通う予定です。
    主人は、日本とタイを、行ったり来たりすることになると思いますので
    主人が日本にいる間は、お手伝いさんをお願いするするつもりです。
    家探しでバンコクへ行ったとき、日本人が多くてびっくりしました!
    日本語が話せるタイ人もたくさんいました。
    しばらく田舎に引っ込んでましたので、バンコクが都会過ぎて
    気後れしてしまいそうです…。
    ぱこ

  9. あかね より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ぱこさん
    お手伝いさんが居れば、学校終わってから
    お母さんが帰ってくるまでの間、安心ですね!
    来年6月頃からうちも幼稚園なり保育園に入れて
    そして仕事復帰を考えているので、参考にさせていただきます!
    私なんて、一応バンコク市内に住んでるものの
    スクムビットに出ると、なんか緊張します( ;∀;)

  10. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あかねさん、こんにちは!
    あかねさんも、お仕事するのですね!
    こちらでは2歳から幼稚園に入れるので、
    預け先がたくさんあるのは、安心ですよね。
    これから新しい土地で、新しい生活が順調に進んで行くか
    本当に不安です…。
    ぱこ

  11. i より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    とても良い巡り合わせで結果オーライな感じですすんでて一安心です。
    本当に良かった

  12. ぱこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ありがとう!
    ここまで何とか辿り着いたけど、実際の生活が始まるのはこれから。
    不安なことだらけだけど、人生何が起こるかわからないもんね。
    やってみるしかないね!
    ぱこ