イミグレ90日レポートそしてパンク

現在、留学ビザと保護者ビザでタイに長期滞在している我が家。
ビザは1年間有効だが、3か月ごとに「90日レポート」という居住証明書を提出しに
イミグレーションに出頭する必要がある。
先日、90日レポートの出頭日だったので、イミグレーションへ行ってきた。
イミグレーションへ行く必要があるのは、長女と次女と私だ。
「パパが運転してよ~」
という長女のお誘いもあって、結局家族全員でノンカイにあるイミグレーションへ行くことにした。
「午前中にイミグレに行き、ノンカイのショッピングセンターで用事を済ませ、ランチでもしよう」
というスケジュールだった。
いざ出発!
順調なドライブだった。
はずが!
途中で、ガタガタガタと揺れだす車。
「なんでこんなに揺れるの?おかしくない?」
確かにタイの道路は舗装もされていなかったり、凸凹で穴があいていたりと
滑らかな道路ではない。
そのうち
がったがったがったと大揺れになり
やっぱりおかしい!ということに気付いた。
パンクである!
この車、中古車とは言え、買って一か月ほどしか経っていないんだけど!
とりあえず、路肩に車を止め、タイヤの様子を見た。
あらら。。。
タイヤはぺちゃんこだ。
「タイヤ交換をしよう」
とスペアタイヤを取り出すパパ。
しかし、工具が揃っていない。
それでも何とか代用品で、車を持ち上げることは出来たが
今度はタイヤを取り外すネジが固すぎて回らない。
パンク1
「こりゃ駄目だ・・・」
汗だくになりながら何度もトライしたが、どうにも出来ずに諦めたパパ。
最悪なことに、パンクした場所は町と町の間で、民家もなければ店もない。
辺りはメコン川とバナナの木が生えてるだけ。。。
「仕方ない。パンクのまま、次の町まで走ってみよう」
ということになり、ガタガタしながらゆっくりノンカイ方面へ向かった。
町らしくなって来たところに、さびれたガソリンスタンドがあったので入ってみた。
が、誰もいない。
もう潰れちゃったようだ。
「もう少し先へ行ってみるか~」
と困っていたところに、バイクで通りかかったおばちゃんが声をかけて来た。
車を見て
「もう少し先へ行ったら、修理店があるよ。」
と場所を教えてくれた。
親切なおばちゃんにみんなでお礼を言い、少し先の修理店を目指して走った。
しばらく行っても、それらしき店が見当たらず
「この辺なんだけどなあ」
と若干不安になってきた頃
「あっ!タイヤが置いてある!」
とタイヤ屋さんを発見したパパ。
「あそこだ!あそこだ!」
とみんなで大喜びし、タイヤ屋さんへ辿り着いたのだった。
タイヤ屋のおじちゃんは、すぐにタイヤ交換をしてくれた。
パンクしたタイヤを見せてもらうと、大きな亀裂が入りひどい有様だった。
「何かを踏んだ」というより、「劣化が原因」のようだった。
パンク2
タイの中古車って、メンテナンスも何もされてなく
「ただ売られてるだけ」なのであろう。
悪い中古車に当たってしまうと、メンテナンス料が高くつく、と大家さんも言っていた。
「タイヤ交換っていくらぐらいかかるんだろうね。二人の所持金を合わせれば何とかなるか。」
と思っていたパパと私。
しかし!
私の財布がない!
この日に限って、財布を忘れて来てしまったのだ!
そんなことをその時知った私。。。
トラブルは重なるものである。
タイヤ交換代がいくらなのか、ドキドキしながら待っていると
「全部で1700バーツ(約5500円)」
と言う店のおじちゃん。
パパが財布の中を確認すると、小銭をかき集めても1600バーツしか入っていない!
足りない!
しかし、ここはタイの常識「値下げ交渉」だ。
「ラーカー ノット ノイ!(値下げして~)」
とお願いすると
「1600バーツ」
とニヤニヤしながら言うおじちゃん。
もっと粘ればもう少し下げてくれたかもしれないけど
おじちゃんの好意に1600バーツでOKした。
全財産を払ったパパ。
私達は、所持金がすっからかんになってイミグレーションへ向かった。
イミグレーションでは、パスポートを見せるだけなので
15分程度で終わった。
パンク3
その後、用事を済ませるために大型ショッピングセンターへ行った私達。
時刻は12時近い。
子供達の「お腹すいたコール」が始まる。
パパの財布は空っぽだったが、ズボンのポケットにいくつか小銭があった。
その額、70バーツ(約250円)。
たまたまお小遣いを持って来ていた次女のお財布を見せてもらうと
同じく70バーツ(約250円)が入っている!
140バーツあれば、子供達のランチ代は出せそうだと思った私は
「お小遣い、貸してくれる?帰ったらちゃんと返すから!」
とお願いすると
「ぜーんぶ使っていいよ!」
と優しい返事をしてくれた次女。
5歳児からお金を借りるなんて。。。恥ずかしい。
私達はショッピングセンターに行く前に、激安ランチを求めて
屋台でもち米と串焼きなどを買った。
それでも、お腹が満たされない子供達。
ショッピングセンターのフードコートで残金すべて使ってタイラーメンを2つ買い
みんなですすったのだった。
せっかくの都会(?)もお金がなければ、楽しくない!
この田舎では、クレジットカードを使える店が少ないので
しっかり現金を持っていないと意味がないのである。。。
こうして無一文になった我が家は、まっすぐ家路に着いたのだった・・・。
その夜。
「私、パンクなんて初めて~」
と楽しそうな長女。
「いやいや、ママだって初めてだよ~」
と、人生初めてのパンクを、まさかタイで経験することになるなんて
思ってもみなかった私。
「この車で遠出はするな」
「この車で夜は出かけるな」
「地域周辺のタイヤ屋をチェックしろ」
ということを、学んだワタシである。。。
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