新しい友達・その2

後期から通い始めた学校のクラスメイトであるシャンティ。
我が家に遊びにきた初めての友達だ。
前日、午前中は我が家で、夕方はシャンティの家で遊んだ二人。
翌日も我が家で遊ぶ約束をしている。
何時に来るのか時間が不明なため、9歳長女に電話をさせた。
タイ語で何やら話しているがうまく通じてない様子。
そしてブチッと切れた。。。ようだ。
「なんかよくわかんなーい。」
と言う9歳長女。
昨日の流れからして、朝早くから来ることはないだろうと思い
買い物へ出掛けた。
帰宅し、早目の昼ごはんを済ませ、待っているがやっぱり来ない。
今日は来れないのかもね、なんて話しながら9歳長女にもう一度電話をかけさせた。
すると
「今から来るって」
と言う。
何度も何度もこちらから連絡を入れないと、物事が進まないタイ人とのやり取り。
あまり「しつこい人」に思われたくないんだけど。。。仕方ない。
そして10分後。
外でガヤガヤ声がする。
「おお?やっと来たか?」
と外へ出てみると
シャンティ一家が勢ぞろいしている!
「げっ!シャンティだけだと思ったから掃除してないよー」
と焦るワタシ。。。
とりあえず、皆さんにご挨拶をし、庭で過ごした。

初めての会ったシャンティのお父さん。
オージーで筋肉モリモリの大っきいお父さん。
私が日本から避難して来たことを聞いていたらしく
「フクシマは危険だ。東京も空気や土壌がアブナイ。日本政府とTEPCOのせいで
海は汚染され続けている。そして汚染された食べ物が日本中に流れている。
放射能はゆっくりゆっくり人々の体を壊して行く。とてもアブナイ。
タイに子供達を連れてくるという選択は正しい。
日本政府とTEPCOのせいで地球が汚されるし、これは日本だけの問題ではない。」
と言っていた。
彼の話を聞いていて、私は恥ずかしくなった。
自分の国が、地球を汚している。
自分の国のせいで、世界が困っている。
自分の国が、世界的な問題を引き起こしている。
そして、その重大さに気付かない多くの国民。。。
外国から、日本がどのように見られているか、初めて気付かされた。
ただただ私は恥ずかしかった。。。
タイに来て、日本のこと、避難の理由についてタイ人に話すことが何回かあったが
原発が稼働していない国だけあって、反応はイマイチだった。
「日本は危険じゃない」
って言い返されることもあった。
タイで、日本のニュースも聞かないし(我が家にテレビがないから何とも言えないが)
そもそも原発事故について関心がないように見えた。
もちろん、そうじゃない人もたくさんいるが。
だが今回、オージーのお父さんと話をしてみて
諸外国で、特に先進国で、どのように日本が捉えられているか解った。
「フクシマについて、放射能による海洋汚染、食物汚染、空気汚染、健康への影響について
オーストラリアでは毎日のようにニュースになるし、人々は皆知っている」と。
「でも、日本国民は知らないね」と。
確かに、私よりたくさんの知識や情報を持っている。
日本では限られた情報しか流れて来ないし
日本国内では、「真実」を知ることが出来ない。
これは怖いことだと思った。
「日本政府はクレイジーだ」と言っていたシャンティのお父さん。
久しぶりに密度の濃い話が出来て嬉しかった。
私の考えや行動を支持してくれる人がいて嬉しかった。
しばらくして、シャンティと弟のシャカーだけ置いて買い物に行くという彼等。
20121110-3
別れ際に
「今朝、ここに来たのよ!そしたら留守だったわ?」
と言うシャンティのお母さん。
「ええ?私達が買い物に行ってる間に来てたんだ!だったら来る前に電話一本くれれば
家に居たのに?」
と思いながら謝るワタシ。。。
タイ人って、何度も行ったり来たり面倒じゃないんだろうか?
連絡し合うのが、キライとか?
私だったら二度手間が嫌だから必ず連絡を入れてから伺うけど。
いつも疑問に感じてしまう。。。
「後で迎えに来るから?」と言いながらバイクで立ち去る彼等。
もちろん時間は不明。。。
子供達だけになったので、部屋に入りおやつタイム。

食べたらまた外で駆け回って遊ぶ子供達。
キャーキャーはしゃぐ声を聞きながら幸せを感じた。
そして夜、9歳長女から言われたこと。
「ママ、英語が話せてよかったね!」
本当にそうだ!
日常会話程度のレベルだが、何とかコミュニケーションが取れる。
子供の友達作りにも、学校の先生との連絡もタイ語だけじゃ無理!
37年間生きて来て、やっと英語が役立つときが来た。
英語の大切さを、9歳長女に気付かされた。
避難組の日本人以外、知り合いも友達もいなかったタイでの暮らし。
少しづつ少しづつではあるが、出会いが増えて来た我が家。
そんな出会いを大切にしたいと思うワタシである。
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コメント

  1. mammy pig より:

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    知り合いが増えてきて、よかったね!!
    それに英語も活かせて、いい機会だったね!
    私はオーストラリアに来て、面と向かって原発事故のことを言われたことはないけれど、
    日本から来た、と言うと、次に「日本のどこから来たの?」と聞かれることが、よくあるよ。
    こちらのニュースでは、福島原発関連のことも時々報道されているよ。
    そして、TEPCOの隠ぺい体質を批判的に報じたり、海に汚染水が出続けていること、収束のメドがたってないこと、日本政府の対応についても、批判的なトーンで報道されることが多いよ。
    こないだは、福島原発事故後の福島の人々のことを取材したドキュメンタリーが放送されたけど、
    日本国内でのテレビ報道などとは、ぜんぜん視点が違っていて、胸を打たれたよ。
    今は、こちらでも、日本人というと、好意的に見てくれる人が多いけど、それもいつまで続くか・・・
    (日本人として)恥ずかしくなる、と言う気持ち、私もよくわかるよ。

  2. ぱこ より:

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    いつもブログ読んでくれてありがとう!
    日本を離れてみると、日本を一つの国として客観的に見ることができるよね。
    オーストラリアはタイよりも日本のニュースがたくさん入ってきてるようだし
    外国人の視点から見た日本を知ることができるから、考え方が広がるね。
    またそっちの情報も教えてくれると嬉しいです!