誕生日パーティー

ある日のこと。
娘達が学校から帰宅し、シャワーを浴びて宿題やって夕飯の準備してって
何時ものように慌ただしい夕方の時間を過ごしていた我が家。
やっと夕飯の準備が整い、
「今日は学校で、どーだったこーだったあーだこーだ。。。」
とウルッサイ、いいや、賑やかな女子の食事タイム中。
「ハロー!!」
と外から長女の名前を呼ぶ声がする。
長女の元クラスメイトのチャンティが来たのだった!
チャンティは
「今日は弟の誕生日だから、これからパーティーをするから来て!」
と誘いに来てくれたのだった。
チャンティの弟のシャッカーは、次女ととても仲良しなので
シャッカーが次女を呼びたがっているようなのだ。
誕生日パーティーに招待されるなんて初めての娘達!
やったね?
「今、夕飯を食べてるところなんだけど、パーティーは何時から?」
と私が聞くと
「6時半か7時くらい。」
と言うチャンティ。
チャンティの家のバイクで送迎してくれると言うので
夕方6時にまたお迎えに来てくれることになった。
大喜びの長女と次女。
「誕生日パーティーに招待されるなんて、日本でもタイでも初めてだよ?!」
と長女。
招待してくれる友達が出来るなんて、友達との関係も深まって来た証拠だ。
急いで夕飯を食べて、お出掛けの準備をした。
夕方6時もかなり過ぎた頃。
チャンティのお母さんが迎えに来てくれた。
「7時半か遅くても8時には送り届けるから。」
と言うチャンティのお母さん。
「ありがとう!楽しんで来てね?!」
と言って、私と三女はみんなを見送った。
お姉ちゃん達が帰って来るまでの間、三女と二人でのんびり過ごしていた。
もちろん、夜8時を過ぎても帰って来ない。
タイ人の言う時間はあてにならないし、楽しくて時間が経つのも忘れてるんだろうと
思いながら待っていた。
そして8時半過ぎ。
ようやく帰って来た娘達。
「ただいま?!ああ、お腹いっぱい!」
の第一声。
長女の話によると、ケーキやらお菓子やらジュースやらたくさん頂いたそうだ。
b4
屋根はあるものの、ほとんど屋外に等しい、タイ人の家。
テーブルはなく、地べたにアグラをかき、手づかみで食べるタイスタイルも馴染んできた次女。
ぱーてぃ1
誕生日を迎えたシャッカーとはとても仲良し。
ぱーてぃ2
ケーキはアイスケーキだった!と嬉しそうだった長女。
「今日はお菓子とルクチン(肉団子)が出たんだよ!
普段は甘いものもお肉も食べないのに。きっと誕生日だからだね!」
と長女は驚いていた。
実は、チャンティのお家。
ほぼベジタリアンで、普段はお菓子もスナックもジュースも一切食べない家。
チャンティは学校のランチさえ、学食で買って食べたりせず
家から持参した野菜や果物や雑穀米を食べるくらいで、友達がお菓子を食べてる側でも
決して食べないし、欲しがらない。
家族みんなでマラソンしたり運動して体を鍛え、病気になっても病院は行かず
食事療法や漢方薬で自己免疫力を高めて治して行く、と言う考えだ。
食生活や健康管理などの教育が徹底しているので
子供達もキチンと理解し、わがままを言わない。
本当によくデキた子供達なのである。
私もどちらかと言うと食生活にはウルサイ方だし、
「ファーストフードやインスタント食品は避け、口に入れるものは
なるべくシンプルに手作りを」
を心掛けてはいるが、お菓子やドーナツが大好きな我が娘達に厳しく制限すると
かなり反発を食らうので、そこまで徹底できないでいるのだが。。。
確かに「カラダによくないケーキやジュース」。
わかっていても食べたいのが子供。
好きに食べたり飲んだりしてる友達の前で
自分だけ我慢出来るなんて、相当強い心がないと出来ない。
子供を想うからこそ、食生活にも厳しくなるのが親心。
しかし。
たまには息抜きも必要だからこそ、
「誕生日限定でケーキもスナックもジュースも用意したんだろうなあ」
とチャンティのお父さんお母さんの気持ちが手に取るようにわかった。
そして、普段は我慢してる分、誕生日のご馳走をとっても喜んだであろう
チャンティやシャッカーを思うと、何だか嬉しくなったワタシである。。。
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