タイに来て8ヶ月が経った。
子供の成長ぶりを実感する日々。
イタズラを覚えた1歳三女。
来タイ当時、まだ0歳だった彼女。
ハイハイしてた赤ん坊が今では小走りできる。
「犬」「猫」「水」はタイ語で言える。
次に。
お手伝いを覚えた4歳次女。
手先も器用になって包丁も使いこなせるようになって来た。
そして全身ビッショビショになりながら、食器洗いもやってくれる。
彼女も、タイ語を理解し始め、あいさつや簡単な会話はできるようになった。
そして。
タイ国歌を歌えるようになった9歳長女。
日本では英語すら勉強していなかった彼女。
タイ語なんて耳にしたこともなければ、タイがどこにあるかさえ知らなかった彼女。
タイに来てから半年間、勉強しつつもタイ語がサッパリ解らなくて
やる気を失う9歳長女と、焦る母親。。。ワタシ。
私は
「タイ語ができなくて困るのは自分だよ！一緒に勉強しようよ！」
と励ましたり
「やる気がないならやらなくていい！！」
って怒ってみたり、9歳長女とはたくさんやり合って来た。
思うようにいかない、タイ語の勉強。
しかしタイで生活する以上、タイ語は必須である。
「言葉ができないなら日本に帰るしかない。でもまだ日本の安全は保証できない」
と悩み、タイは諦め、英語圏の国へ移動することも検討した時期があった。
「外国語は、耳が慣れるのに一年かかる」と何処かで聞いたことがある私は
9歳長女のタイ語能力について、とにかく一年様子を見ようと決めた。
そしてタイに来て半年が過ぎた先月あたりから。
9歳長女のタイ語力がみるみる伸びて行ったのだ！
特に何をしたわけでもない。
彼女にやる気が出て来たわけでもない。
彼女に気持ちの変化があったわけでもない。
気がつくと、家では姉妹でタイ語でごっこ遊びをしている。
普段の会話にもタイ語がどんどん出てくる。
1歳三女にもタイ語で話しかけている。
真似っこ遊びが大好きな女子だからこそ、発音やら話し方を真似るのが得意！
耳が慣れて、口からスラスラ出てくるようになれば、あとは時間の問題だ。
学校の先生や友達とのコミュニケーションも今のところ順調に行っているみたいだし
文字の読み書きも少しずつできるようになってきた。
「自分でもよくわからないんだけど、タイ語が聞き取れるんだよ」
「自分でもよくわからないんだけど、タイ語が読めるんだよ」
と、自分の成長に気付いてない9歳長女。
これこそ、子供の力だなーと思う。
今やっとタイ語のスタート地点に立てたところ。
まだまだ先は長いが、少し光が見えてきたことがとても嬉しい。
そしてタイ語への苦手意識を乗り越え、外国語を習得する楽しさを実感してくれた長女の
頑張りを褒めてあげたい。
娘達は、タイ人に話しかけられても、もう驚かない。
そんな逞しさを見たとき、理由はどうあれ、タイに連れて来て良かったなと思えるのだ。
毎日、スカイプで日本にいる父親と話す子供達。
最近はタイ語で話すので、会話について行けないおとーさん。。。
おとーさんの相手をするのは、唯一1歳三女だけに成りつつある我が家である。
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