先日のこと。
9歳長女が友人のベム宅へお邪魔した日。
ベムから小さい魚を貰って帰って来たのだった。
メダカが数匹と、黒い小さな魚が数匹。
ウサギに加え「魚も飼う」と言う9歳長女。
4歳次女も興味津々。
貰って来てしまったし、「魚くらいなら」と思って飼い出したのだった。
ペットボトルに入れて貰って来た長女。
「この魚、どうすればいい??」
と言われても。。。
我が家には水槽もバケツもない。
「週末にバケツを買いに行く」という約束で、期間限定で洗濯用のタライで魚を飼うことにした。
「餌は一日に一回、朝あげる。」
「水換えは週に一回でよい。」
などベムから教わり、私にも教えてくれる9歳長女。
こんな小さな魚、たった数匹であるが、子供達は嬉しそう。
魚やメダカを「カワイイカワイイ?」と眺めている。
「こういう気持ちって大人になるとなかなか感じることができないなあ。。。」
なんて思ってしまった。
そして翌日。
子供達が学校に行っている昼間。
大家さんが我が家の敷地にやって来た。
私は「長女が友達から魚をもらって来たから飼うことにした」と話した。
そして夕方。
部屋にいると外でゴソゴソ音がする。
見に行くと、大家さんが透明の大きな容器を持っている。
「コレに魚を移し替えるんだ」
と大家さんは言い出し、魚と水を移し出した。
私は
「バケツは今度買いに行くし、タライで大丈夫だよ」
と言ったのだが、大家さんは
「このタライじゃ魚がよく見えない。外から見えた方がいいだろう。」
と言った。
子供達が外からでも魚が見える方が喜ぶだろうと思ってのことらしい。
なんて優しいんだろう!
子供思いの大家さん、その気持ちが本当にありがたい!
「この容器はまだたくさんあるから、使いなさい。」
と言ってくれたので、ありがたく魚の水槽として使わせて頂いている。
そして早速。
メダカが赤ちゃんを産んだ。
小さくてこれはカワイイ?
「生き物を大切にする」「生き物のお世話を嫌がらない」人間になって欲しいなあと願っていた私。
しかし。
その横で、水槽に棒を突っ込み、グルグルかき回し出す4歳次女。
さらに、自分の両手を突っ込み、水をバシャバシャしたり、魚を掴んだり。。。
「魚さんと遊んであげてるんだよ?!」
って嬉しそうな4歳次女だが、遊んでもらってるのは次女の方。。。
「あんまりやると魚さん死んじゃうよ」
って私が言っても。。。聞いてない。。。
幸い(?)にも、9歳長女がお出かけ中だったからよかったものの、
「この姿、長女が見たら大激怒だろうなあ」と思いつつ、気が済むまでやらせてしまった。
「生き物を大切にする」って意味がわかるにはまだ4歳は無理なのだろうか。。。
さらに数日後。
タイの祝日で学校がお休みの日。
9歳長女の友人のセンディが遊びに来た。
「ちょっと早いけど。。。お誕生日おめでとう!」
とバースデープレゼントを持って来てくれたのだ!
嬉しそうなセンディと長女。
その側でじーっと見ている4歳次女。
なんかかわいそう。。。
いつもお姉ちゃんの後を追いかけてる4歳次女。
我が家に来る友達は、「お姉ちゃんの」友達。
プレゼントだって「お姉ちゃんの」プレゼント。
次女はまだ幼すぎて、家に呼べる友達もいなければ、プレゼントをくれる友達もいない。
「お姉ちゃんばかりズルい!」
とよく言う次女。
きっと姉に対して「羨ましさ」と「憧れ」と「悔しさ」を感じているのだろう。
長女の次は次女の誕生日も控えていると言うのに、次女だってプレゼントを貰えるのに
そんなことはまだ理解できない。
長女ばかりが目立ってしまう。。。
「年下」のかわいそうなとこだ。
また数日後。
大家さんが大量のバナナをくれた。
我が家の庭に実ったものだ。
熟れてるものは、バナナアイスにするために、即冷凍庫へ。
あとは「青バナナが黄色くなるのを楽しみに待とう!」と思っていたのだが。
この「青バナナ」って料理に使えないの?と思って調べてみた。
すると、「青バナナは甘みが全くないからオカズとして料理に使える」そうなのだ。
実際、南国では使われているようで、レシピもあった。
そして私も試してみた!
「青バナナカレー」に挑戦!
青バナナは硬くて手で皮は剥けない。
包丁で剥くのだ。
アク抜きのため、しばらく水に浸す。
あとは炒めたり煮込んだり、他の野菜と同じように調理する。
そして出来上がったのがコレ!
タイっぽく、ココナツミルク入りカレーである。
上に乗ってる四角いのがバナナ。
味は里芋みたい。
食感は、ジャガイモのようなサトイモのような。。。でも違う。
お正月に食べる「八つ頭」が一番近い。
私はこの食感が大好きなのでとても気に入ってしまった。
もちろん子供達は「バナナ入り」とは気付かない。
私は子供達に聞いた。
「今日のカレーはどう?」
子供達は
「美味しい!」
とお代わり。
私はクイズを出した。
「今日のカレーに入ってる具はなーんだ?」
子供達は我先にと答え出す。
「ジャガイモ、タマネギ、かぼちゃ、インゲン、お肉。。。」
やっぱり、バナナをジャガイモだと思ってる!
私は
「ブッブー!ジャガイモは入ってません。その代わり果物が入ってるよ。」
とヒントを与えた。
子供達は
「みかん、リンゴ、ドラゴンフルーツ、ロンコン、ぶどう。。。」
出てくる出てくる、果物の名前。
しかし、「バナナ」は出てこない。
「次女の大好物だよ」
と、私は再びヒントを出し、ようやく9歳長女が
「バナナだ!」
と正解を出したのだった。
それほど、バナナとは想像できない味と食感。
うーん!美味しい!
バナナ嫌いな9歳長女と1歳三女にバナナを食べさせる為にも
これからは料理に使おう!と思ったのだった。
しかし翌朝。
朝ごはんにバナナカレーの残りを出したところ。
バナナだけ残す9歳長女。
長女は「変わったもの」「見た目が気に入らないもの」「食べ慣れないもの」などが
苦手なのである。いわゆる食わず嫌い。
よってジャガイモだと思い込んでいたときはお代わりまで出来たのに
バナナと知ってしまってからは「いらない」となってしまったのだった。
トホホ。。。
「頂き物生活」で、いろんな経験をさせてもらっている我が家。
決して豊かな生活ではないが、身の周りが賑やかになって行くのを実感しているワタシである。。。
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