立ち入り禁止

朝晩はだいぶ寒くなってきたタイの冬。
大家さんちの犬も早朝は着込むようになった。
犬1
しかし、犬に負けない4歳次女。まだ半袖で行ける。
犬2
大家さんちの犬も、たいぶ私や娘達に慣れてきた。
特に、メスの犬「ニンノン」は大人しい性格で噛みついたりしない。
子供達が呼ぶとしっぽを振ってやって来る。
特に4歳次女はニンノンと仲良し。
子供達は犬と仲良くなれてとても喜んでいる。
しかし。
我が家には「ラビちゃん」というウサギがいる。
ラビを飼う前は、大家さんちの犬が我が家の敷地に出入りしていたのだが
ラビを買い始めてからは自由に出入りできなくなってしまった。
「表の門を閉めてれば、ウサギを庭に放していい」ということになり
昼間はラビを檻から出して自由にさせていたのが。。。
ある時。
ちょっとした隙に大家さんちの犬が我が家の敷地に入ってしまい
ラビが追いかけられるという事件があった。
犬はすぐにウサギに気付いた。
必死に逃げ回るラビちゃん。
追いかける野生化した犬達。
「ラビが食べられちゃう!」
私も大家さんも焦って追いかけたり怒鳴ったり棒を振り回したり。。。
そして危機一髪のところで、ラビは下水の穴に逃げ込んだのだった。
そんな事件が一度ではない。
実は二度も三度もラビを恐ろしい目に合わせてしまっていた、ここ最近。
「やっぱり犬の側でウサギを飼うのは無理があるかも」
「ウサギにとっても犬にとっても可哀想な環境。。。」
「ウサギを返す?」
「いや、それは出来ない。。。」
そんなことを9歳長女と話し合っていた。
そして先日。
ラビを檻から出していた最中のこと。
部屋にいた私は、外から
「ダッダッダッダッダーッツ」
「ザワザワザワザワーッ」
という音を聞いた。
「ヤバイ!犬だ!ラビが危ない!」
私は急いで外に飛び出した。
ラビはいつものように下水の穴に入り込みセーフ。
噛まれなかったようだ。
しかし、野生化した犬はヨダレを垂らし今にも穴に入って行きそう。。。
まるでオオカミのようだ。
それを見た大家さんも困った様子。
「ウサギが犬に噛まれて死んじゃったら私もいい気がしない。」
という大家さん。
それはそうだ。
私こそ、普段からお世話になりっ放しの上、動物のことまで気を使わせてしまうなんて
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
そして大家さんは
「敷地に犬が入れないように、ウサギの方からも敷地の外に出れないように隙間を塞ごう」
と言った。
翌日。
早速、隙間を塞ぐ工事が始まり、網で柵を作ってもらった。
柵1
休日は子供達もブロック運びのお手伝い。
たまたま遊びに来ていたセンディも手伝ってくれた。
柵2
柵8
大家さんちに来ていた男の子も借り出され、お手伝いしてくれた。
柵4
さらに、大家さんが用意してくれた金網を私と大家さんで扉に取り付ける。
柵5
これで、犬は入って来れないし、ラビも外に出れなくなった。
「昼間はウサギを檻から出してあげていいよ。その方がウサギも気持ちいいだろう?」
と大家さんは言ってくれた。
ひと仕事終えた大家さんは、休憩がてら木に水をやる。
その隣に、1歳三女が座りに来た。
タイのおばあちゃんと孫みたい。
1歳三女も大家さんが大好きなのだ。
柵6
ウサギを飼う時、私は大家さんに確認せず飼い始めてしまった。
「本当は迷惑だったかな」と後悔する時も度々あったが
「知り合いでウサギが7匹赤ちゃんを産んだから、もっと飼うか?」
と大家さんから言われたときは、ちょっとホッとした。
もちろん我が家はラビ一匹で十分だが、ウサギを飼うことに反対ではないようだった。
そんな訳で、やっと仲良くなれた犬たちは我が家へ立ち入り禁止となってしまった。
ラビの安全を守るには、仕方が無い。
ラビちゃん、何度も怖い思いをさせてしまい、ごめんよ?!
柵7
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