パパがやって来た②

パパが滞在中の日曜日。
タイ語のモック先生がやって来た。
先週の授業のとき
「来週はパパが来るからタイ語はお休みしたい」
と言ったのだが、モック先生は
「旦那さんに会いに来たい!」
と言う。
「じゃあ、パパにタイ語を教えてよ。パパも覚えたいみたいだから。。。」
と言う流れになり、今回はパパの為にタイ語の授業をお願いした。
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初歩的な内容であったため、10歳長女の方がよくわかってる。
そんな長女の姿を見て、「すげ~!」とパパ。
「こんなのも分からないの~?」と得意気の長女。
タイ語と英語ミックスでのモック先生の授業。
「うん、うん」
と頷いていたパパだったが。。。
後で聞けばチンプンカンプンだったよう。
タイ語の難しさを改めて感じたパパは
「いやあ。お前達はスゴイ!一年も経たないのに、モック先生や大家さんと会話できてるもんなあ。」
と褒めてくれた。
私は
「遊び半分でタイに来たわけじゃないこと」
「タイに来るには相当な覚悟をして来たこと」
「タイでの生活と子供を守るには私一人しかいないこと」
「どんなに大変でもやるしかなかったこと」
「その為にタイ語は必須であったこと」を改めて伝えた。
タイ語が好きで上達した訳ではなく、その裏にある様々な事情を少しでも理解して欲しいと思った。
みっちり2時間半の授業を終え、パパの頭はパンパンらしい。
「もう入らね~」
と弱音を吐いている。
「うちらなんてもっと時間長いし、もっと難しいんだからね!」
と長女に活を入れられていた。
「これを機にタイ語への勉強意欲を無くしてしまわないだろうか」
と心配なワタシ。。。
そしてみんなのお腹はペコペコ。
私達はタイ風ラーメン「クイッティアオ」を食べに行った。
大家さんもオススメのお店。
パパも気に入ったようで「うまい!うまい!」と二杯も食べていた。
満足気なパパの顔を見て、私は嬉しかった。
翌日。
車で一時間ほどの場所にあるウドンタニと言う街へ行った。
ここは空港や駅がある地方都市。
そして何と言ってもデパートがある!
田舎暮らしもいいけれど、たまにはデパートでショッピングしたり目新しいものを食べたりしたい!
私は、せっかくタイに来たのだからパパが食べたいもの、タイでしか食べれないものをパパに
食べさせたかった。
しかし私の気持ちとは反対に、パパは子供達に好きなものをご馳走したいようだった。
と言うことで。
子供達のリクエストに答え、昼ご飯はマクドナルド。
大喜びな子供達!
と、若干「ええ~」なワタシ。。。
「そう言えばさ~。ノンカイ行ったときは、イタリアンにミスドにケンタッキーだったよね。
今日はマックでしょ。タイに来たのに日本と同じものしか食べてないじゃん。」
と思わず突っ込んでしまった。

デパ地下で、目的の味噌を手に入れた後はスイーツコーナーへ。
「好きなものを買ってあげるよ~」と言うパパ。
パパが来てから、恐ろしい程の量のお菓子を食べまくってる10歳長女と4歳次女。
そしてここでは「わたあめ」を買ってもらった子供達。
そして夕飯時。
「わたあめ」で誕生日パーティをして欲しいという4歳次女。
実は次女の誕生日が3日後に迫っていたのだった。
また次女の誕生日にケーキ三昧では食べ過ぎだと思い、急遽次女の誕生日パーティをすることになった。
バースデイソングを歌い、クラッカーを鳴らし、ロウソクを吹き消す。
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3日早い誕生日パーティだけど、次女には日にちの感覚がまだ分からないらしい。
楽しくて美味しいなら、それで良しなのだ!
何はともあれ、パパがいる間に、二人の娘達の誕生日をお祝いできてメデタシなのだった。
そして大晦日。
早朝まだ暗いうちからゴルフへ出かけて行ったパパ。
そうとは知らずに朝寝坊の子供達。
朝起きてパパが居ないのを知り
「パパ、日本に帰ったの?」
と言う4歳次女。
「そうだよ。パパは日本に帰ったんだよ~」
とからかう長女。
「へえ。帰ったんだ~」
と残念がる様子のない次女。ドライな子である。
そして午後になり庭で遊んでいると、大家さんがやって来た。
なんと、大きなケーキを抱えている。
タイでは新年はケーキでお祝いするそうなのだ。
「カットしてみんなで食べなさい」
と言って丸ごと一個、我が家にケーキをプレゼントしてくれたのだった。

かわいい!
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それにしても。
パパが来てからの数日、スイーツやらジャンクフードやら食べ過ぎの子供達&パパ。
年末年始だし、お祭り気分と言うことで目をつぶってはいるが
「子供ってあればあるだけお菓子を食べてしまうんだなあ」
「まだまだ親の管理が必要なんだなあ」
と実感させられた。
そして、子供と一緒になってあるだけ食べてしまうパパ、美味しそうだからと何でも好きなだけ
買ってしまうパパにも、若干ビックリ。。。
「あの~。ワタシ、普段かなり節約生活してるんですけど。。。こんなにお金使ってもいいんですか~」
と心で叫ぶワタシであった。
そしてこの日の夕飯は、タイ風焼肉「ムーガタ」を食べに行った。
焼肉としゃぶしゃぶがミックスされたもの。

安くて食べ放題!庶民の味方!
久しぶりに家族で鍋を囲めて幸せだった、と言うパパ。
「また次回タイに来たらこの店に来ようね~」
なんて話しながら、寒い我が家へ帰った。
夜になるにつれて花火が上がる音がしたり、近所で人が集まってる声が聞こえたり
年末モードのタイ。
振り返ってみると。
今年はタイでの新たな生活が始まり、我が家にとってはかなり転機となる一年であった。
私は異国で、一人で三人の子育て。
何もわからないゼロからの生活。
不安と迷いで苦しい時期もあった。
「とにかくやってみるしかない」という見通しの立たない生活。
旦那は日本で一人暮らし。
この年齢になって家族と離れて暮らすのは精神的にもキツかっただろう。
子供達だって、外国生活、異文化、言葉の壁、様々な困難があった。
楽しいことばかりじゃなかったはず。
悩み、苦しみ、話し合い、時には喧嘩し、少しづつ前に進んできたこの一年。
家族全員、よく頑張ってくれた!
心から感謝している。
ありがとう!
みんなの頑張りがあったからこそ、今の生活があるのだ。
来年も、順風満帆には行かないだろうタイ&日本の二重生活。
まだまだ課題は山積みだ。
しかし、何はともあれ。
家族5人が元気で、共に年を越すことができ、幸せだと思うワタシである。。。
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