パパがやって来た①

クリスマスも終わって、冬休み直前モード。
日本からパパが遊びに来た。
パパの滞在は年末年始の一週間だけだが、子供達の冬休みと重なったため
長いこと一緒の時間を過ごすことができた。
子供達はパパに会うなり
「クリスマスプレゼント、持って来てくれた?」
「誕生日プレゼントも早くちょうだーい!」
と、パパとの再会よりプレゼントを楽しみにしている様子。
荷解きが終わり、サンタクロースからのプレゼントを渡す。
子供達は期待以上のプレゼントに大歓声をあげ、大喜びしていた。

久しぶりの家族揃っての夕御飯。
子供達は
「パパの隣がいい~!」
ギュウギュウになりながらパパを取り囲み、タイでの生活、学校のことなど、夢中で話していた。

子供たちからモテモテのパパ。
とっても嬉しそう。
私も久しぶりに身の回りにスペースが空いて、何だか嬉しい!
パパに会えたこと、あと一日行けば学校の冬休みが始まることで子供達のテンションはアップ!
これまたギュウギュウになりながら、家族5人でベッドに横になった。
そして翌日。
子供達を学校へ見送る。
普段の私達の生活をパパに見せてあげることができ、よかったと思った。
この日、学校はスポーツ大会だった。
いつもより早めに終了。
そして我が家はこのままノンカイのホテルに泊まりに行く予定だったので
パパとママは学校へ子供達をお迎えに行った。

学校の雰囲気、友達との様子など、パパも垣間見ることができて安心したようだった。
そして。
買い物&夕食へ。

日本では当たり前だった、家族揃っての買い物風景。
離れて暮らす今ではとても貴重な時間である。
子供と買い物すら滅多に出来ないパパに、私は申し訳ない気持ちになった。
この日は、10歳長女の遅めの誕生日パーティを予定していた。
彼女のリクエスト通り、イタリアンのお店で夕食。
私達が住む街にはイタリアンの店も無ければ、パスタも高級食材。。。
滅多に食べさせてあげられないという事情もあって、私も次女も楽しみにしていた。

そして、またまた長女のリクエスト。
「誕生日ケーキ」ではなく「ドーナツが食べたい」と。
長女の大好物、そしてココ田舎町では滅多に食べれないミスドで好きなだけドーナツをテイクアウト。
時間も遅くなってしまったこともあり、デザートはホテルで食べることにした。
外はすでに真っ暗で寒い!
ホテルと言えど、エアコンはクーラーのみで暖房は無い!
小さな椅子を机代わりに、みんなで床に座りながら、はたまたギュウギュウになりながらドーナツを頬張る。。。
飲み物は水。つ、冷たい。。。

本当はお店で熱々のコーヒーと一緒にゆっくりドーナツを味わいたかったのだが
チビッ子が居てはどうせ落ち着かない。
1歳三女も4歳次女もイタリアンのお店でじっとしているのに限界なのだった。
せっかくのドーナツなのに。。。
せっかくの誕生日なのに。。。
「こんなシチュエーションでいいの?」と思うのだが。
それでも家族みんなが揃っていれば楽しい!
どこか「スマートにキメられない」のは我が家らしい!
みんなで味見をし合いながら賑やかなひと時を過ごしたのだった。
翌日。
朝食を食べ。

パパはゴルフ。
年末年始の休みを利用してタイに来てるんだから、たくさん遊ばせてあげたかった。
ぶらぶら買い物したりランチしたり、家族の時間を満喫しつつ、帰宅。
「シャワーはパパと入る!」
「ご飯はパパの隣で!」
「パパと一緒に寝る!」
と10歳長女と4歳次女は常にパパを取り合っている。
私は
「パパと過ごす一週間なんてあっという間なんだろうな」
と思いながら、パパとの時間、子供との時間を出来るだけたくさん取ってあげたいと思うのだった。
続く。
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