最近、よく長女が口ずさんでるもの。
♪ソーン ヌン ペン ソーン
ソーン ソーン ペン シー
ソーン サーム ペン ホック
…………………………………♪
タイ語の九九である。
日本と同じように、リズミカルに覚えるようだ。
日本と違うのは「12の段」まであるということ。
更に、以前通っていた学校は「25の段」まであったそうで
学校によって覚える段が異なる、ということだ。
お喋りや歌が大好きで、一日中、声を発している長女は
この九九も朝からずーっと口ずさんでいる。
そして最近、驚いたことに。
長女と一緒に次女まで口ずさむようになったのだ。
「すごいじゃん!何で言えるの?」
と私が次女に聞くと
「学校で習ってるんだよ!」
と教えてくれた。
幼稚園で九九を教えるとは。。。
これまたビックリであった。
次女は今「2の段」を練習しているところらしい。
幼稚園のうちから勉強ができるのは、素晴らしいことだと思いながらも
心のどこかで
「幼稚園なんだからもっと遊べばいいのに。。。」
と思ってしまうワタシ。
「もっと体を使ったり、泥んこ遊びすればいいのに。。。」
なんて思うのだが、学校には遊具はあっても砂場など無い。
私は、自然と触れ合ったり、砂や水でダイナミックに遊ぶ経験は
特に、幼児期には必要であると思う。
そんな経験を安心してさせてあげたいがために、わざわざタイにまで
来たのであるが。。。
そして私は気付いた。
ココは自然だらけ、生き物だらけだから、あえて「自然との触れ合いの場」を
設ける必要がないのではないか?
屋外と屋内のハッキリした区別がない、半野外生活、ほぼキャンプ生活の
ココの生活において、あえて「砂や水と触れ合う機会」を設ける必要がないのではないか?
花も葉も土も水も生き物も、そこらじゅうに溢れている。
自然の中に「住まわせてもらっている」ココの生活にとって
幼稚園や学校は「遊ぶ場」ではなく、やはり「勉強する場」と
考えられてるのではないだろうか?
日本は、特に私が住んでいた場所は、人工物の中に
これまた人工的に作られた公園や自然が少しあるだけ。
そこへ行かなければダイナミックな遊びも自然と触れ合うことも出来ない。
しかし、幼少期は「勉強より遊び」が重視されていた。
意識的に「遊ぶこと」をさせてあげる必要がある日本の幼稚園や
ママさん達。(私もそうだった様に…)
日本にいた頃は当たり前だと思っていたけれど
実はとても大変なことなのではないだろうか。
実際、私も毎日のように公園通いした娘達の幼少期。
その日々は楽なものではなかった。
次女の宿題を見たり、九九を聞いたりすると
ふと、こんなことを考えてしまうワタシ。
「幼稚園のうちから勉強ばかりは気が進まないけど
自然と共に暮らせるのはいいよなあ…」
「プールに行かなくても、メコン川あるしなあ…」
などと、一人でブツブツ言いながら
早朝、オニギリ受注25個を作っていたワタシである。。。
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