先日、三歳になった三女。
「お誕生日おめでとう!」
と長女と次女と一緒に、朝一番でお祝いを言った私達。
いつもと違う雰囲気を三女ながらに察したようで嬉しそうだった。
「今日から3歳だよ!」
と私が言うと
「え?こう?」
と小さな指を三本立てようと必死になる三女。
何とも可愛らしい?
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前もって買ってあった誕生日プレゼントを早く渡したくてウズウズしている長女と次女。
「朝ごはんを食べたら渡そう!」
と決めると、いつもと違ってさっさと朝食を済ませてくれた。
そしてプレゼントを渡すときになった。
長女からはTシャツ、次女からはどらえもんのシャボン玉、
私からはパズルのおもちゃだ。
隠していたプレゼントを持って来て
「おめでとう~!!」
とみんなで渡した。
三女はびっくりしたと同時に「何か特別なんだ」とわかったみたいで
「今日はおめーと?おめーと?(おめでとう?おめでとう?」
と繰り返し聞いてきた。
「お姉ちゃんが開けてあげる!」
「私にもやらせて~」
と三女のプレゼントを取り上げるかのように奪い合う長女と次女。
そしてしばらく三人で遊んでいたのだった。
タイの習わしに従って、誕生日はお寺にタンブンに行くことにした。
朝、お寺に向かうときに大家さんに会ったので、
「今日は三女の誕生日なんだ!これからお寺に行って来るよ!」
と言うと、とても嬉しそうに
「おお!そうかそうか!」
と言ってくれた。
お寺に到着し、いつも通りの手順でお参りする。
無事に三女の健やかな成長をお願いしたあとは、お待ちかねのケーキを買いに行くことにした!
近所にあるかわいいデコレーションのケーキ屋さんで買うことにした。
オレオとかキットカットとかがケーキに乗っていて、子供心をくすぐるようだ。
もちろんクリームは生クリームでは・・・ない。
味はイマイチだが、見た目がカワイイのでつい食べてみたくなる。
この日は三女がケーキを選び、そこにメッセージと名前を書いてもらった。
「今ケーキ食べたい!」
という三女の気を紛らわすために
「どこか遊びに行く?おうちでプールがいい?」
と聞くと
「公園!」
と言うので、暑い中行きつけの公園に行くことにした。
一旦家にもどり、ケーキを冷蔵庫に入れ、簡単にサンドイッチを作って公園で食べることにした。
暑いけど、メコン川を眺めながらのランチは気持ちがいい。
一通り遊んで、家に戻り、私は誕生日パーティの準備に取り掛かった。
この日の夕飯はカレー。
次女が、
「妹はカレーが好きだから誕生日はカレーがいいんじゃない?」
と提案してくれたのだ。
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カレーパウダーとココナツミルクでつくる、サラサラタイプの手作りカレー。
野菜とチキンたっぷりでコレ一皿でOKな手軽な一品である。
タイでは誕生日に、お世話になっている人にケーキや料理を振る舞う習慣があるので、私は大家さんにタイ風茶碗蒸し「カイ トゥン」とタイの伝統菓子を差し入れることにした。
夕方、大家さんに手料理を渡そうと思ったら、生憎外出中だったので先に家族でパーティをすることにした。
バースデイケーキとろうそく3本、日本にいるパパとはスカイプをつなぎみんなでバースデイソングを歌ってお祝いした。
「お誕生日おめでとう!」
「カレーを食べたらケーキだよ!」
と私が言っても
三女はカレーそっちのけで、早くケーキが食べたいらしい。
長女はカレーをあっという間に食べて、早くケーキが食べたいらしい。
次女はカレーに飽きて来てしまい、早くケーキが食べたいらしい。
という事で、早めにケーキカットをして、
「食べたい人は食べなさい」
と好きにしていいことにした。
スイーツ大好きな我が家の女子にとってケーキを食べる機会は、誕生日くらいしかない。
タイにいるのは4人だけだから年4回のケーキタイムはとっても貴重なのである。
そんなわけで、あっという間にみんなでケーキを食べつくした我が家。
そうこうしているうちに大家さんが帰って来た。
「ウーイ!(おーい!)」
と呼んでいる。
私達はカイ トゥンとお菓子を持って出て行った。
すると大家さんも何か手に持っている!
ケーキの箱だ!
「ママ~!大家さんがケーキくれるみたい!」
と長女。
ケーキはもういっぱいいっぱいであったが
「明日食べよう!」
とありがたく受け取ったのであった。
こうして無事に三女の誕生日を祝うことが出来た我が家。
私は朝から
「今日は妹の誕生日なんだから、喧嘩したり泣かせたりしちゃダメよ!」
と長女と次女に約束させていたので、誕生日の一日が終わり、
「これで三女に気を遣わなくて済む~?誕生日だと泣かせちゃいけないでしょ。」
とホッとしている長女。
「誕生日じゃなくても泣かさないでよっ!」
と思いながらも、無事にこの日を迎えられて私もホッとした。
タイにやってきた当時は生後9か月だった三女。
ハイハイしていた子が・・・。
しっかりと逞しく成長している三女の姿が可愛くて仕方ないワタシである・・・。
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