スポーツフェスティバル

先週、娘達が通う学校でスポーツフェスティバルが行われた。
赤、青、黄色、緑の四チームに分かれ、幼稚園から中学生まで合同に行われた。
私は娘達から「今度チームに分かれて何かやるんだって」というレベルの情報は知っており
「私は◯色チームがいい」
という話題は食事のときに何度か聞いていたので、学校内のスポーツイベントか何かだと思っていた。
そしてスポーツフェスティバルの3日前、学校からの手紙で「親が参観できる」ことを知り
私は初めて「運動会」であることに気付いたのだった。
私は日本の「運動会」を想像していたので、娘達がどんな競技に出るのか楽しみにしていた。
前以て、どんなことをやるのか娘達に聞いてみたのだが、10歳長女も5歳次女もさっぱりわからないらしい。
「日本の運動会みたいに、練習しないのか?」
と疑問に思いつつ、当日を迎えた。
我が家の娘達は二人揃って赤組だった。

娘達を学校に見送った後、私も友人のペンと一緒に学校へ向かった。
ペンが言うには「幼稚園児はパレードのみ」と言う。
競技はないらしい。
私達が学校に到着すると、幼稚園クラスは既に校庭に集まっていた。

メインは「パレード」というだけあって、先頭を歩く子達はバッチリキメていた。
そして、スポーツフェスティバルの後は、生徒達にお菓子が配られる予定。
そのお菓子は前以て父兄が寄付したもの。
もちろん私も持って行った。

そしていよいよパレード開始!
鼓笛隊と共に、フラフープを回しながら行進する子や「野菜のカゴ」を持って行進する子など、様々であった。
この「野菜のカゴ」は、健康の象徴だそうで、スポーツイベントには欠かせないらしい。
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至る所にタイ文化が現れていて面白い。
パレードは学校を出発し、隣の運動場まで続いた。
そして、幼稚園クラスに続いて小学生と中学生がやって来る。
我が家の10歳長女も登場!
なんと、立て看板を持っての行進だ!

赤組団長の子が、看板持ちに長女を指名してくれたのだった。
長いパレードが終わり、全員運動場へ到着。
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校長先生の挨拶や国家斉唱・国旗掲揚を一通り行い、日本と同じような開会式であった。
すぐあちこち行ってしまう1歳三女を見て、近くにいた女子生徒が、運動場に飾り付けしてあった
風船を渡してくれた。
そして、ペンに遊んで貰ったりしながら、開会式が終わるのを待つ。
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開会式が終わり、生徒達の競技種目が発表された。
フットボール、バスケットボール、綱引き、フラフープ、徒競走、などなど。。。
若干、日本とは異なるが、10歳長女がどの種目に出るか楽しみだった。
もう出番のない5歳次女に「お疲れ」を言いに行き、次は10歳長女がいる赤組席へ行った。

私は長女に
「何の種目に出るの?」
と聞いたが
「わからない。先生に聞いて見て。」
と、素っ気ない返事。
私は赤組4年生を担当してる先生に、長女が何の種目に出るか尋ねた。
すると
「マイ ミー (何もない)」
と言うではないか!
「運動会なのに、運動しないの???」
と思いながらも、これがタイの運動会なのだと知った。
何となくテンションが低かった長女。
きっと出番がないから、おもしろくないのだろう。
運動会と言っても、お決まりのタイ舞踊やダンスばかりが行われ、ダンス好きなタイならではの種目である。
やはり「運動会」ではなく「スポーツフェスティバル」なのだ。
運動場には、ジュースや食べ物の出店まで用意されている。
私は、ちょこちょこ動き回る1歳三女の相手に疲れ、早々に切り上げた。
夕方になって、娘達が帰ってきた。
たくさんのお菓子抱えている。
私は夕飯を食べながら、昼間の様子を聞いた。
やはり出番のない子供達はただ観戦し応援してるだけだったそうだ。
「疲れただけ?。」
とヘトヘトな様子。
徒競走などは、学年で一人しか代表選手が選ばれないらしく、クラスメイトのチャンティが選ばれたそうだ。
と言うか「私がやりたい」と立候補制なのだそうだ。
長女の話を聞いて「やりたい子は競技に参加し、やりたくない子は参加しなくていい」という感じがした
今回のスポーツフェスティバル。
「暑くても水も飲まずに練習する」
「チームの為に厳しい練習を積み重ねる」
「リレーに負けて悔しい思いをする」
「徒競走で1番になる」
こう言った日本の「積み重ねて来た努力を発揮し、その成果を発揮する感動的な運動会」もすばらしいと思う。
それをイメージしていた私は少し拍子抜けしてしまったが、これがタイなのだ。
タイ人の「ある意味いい加減」な国民性がスポーツの分野にも反映されていると思った。
また一つ、タイの文化にカルチャーショックを受けたワタシ。
娘達よ。
「応援係り」お疲れ様でした!!
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