ノンカイのど田舎から、大都会のバンコクに引っ越して来て、もう少しで2か月が経つ。
このブログの最後の更新は、引っ越し直後だったからもう、2か月間、記事の更新をさぼっていたことになる…(汗)
この2カ月近くの間に、私の仕事が始まり、子供の学校が始まり、新生活に慣れるのに、精一杯だった我が家。
私も、子供達も、パパも(?)、毎日やってくる「新しい一日」を乗り越えるのに、必死であった。
私の仕事は、営業職である。
40歳目前にして、営業職が務まるのかどうか不安しかない私だったが、何とか勤務開始から1カ月を過ごし初月給を受け取ることが出来た。
営業職と言っても、タイでは自分で運転させて貰えないため通勤も営業も、すべて車&ドライバーが用意されている。
一見、ありがたいように見えるドライバー付き車生活であるが、ここバンコクは、
うんざりするほどの渋滞がある。
自宅から会社まで、15分で行く距離を、渋滞にハマると2時間かかってしまうこともしばしばあった。
渋滞を考慮して、朝は早い時間に家を出なければならず、帰りは残業がない日であっても、帰宅が20時近くなることもあって、最初の1週間で車生活が嫌になってしまったワタシ。
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仕事だけでなく、家庭も子供も大切にしたい私には、
渋滞にハマってる時間は「無駄」でしかない!
そんなわけで、ありがたいドライバー付き車生活を自ら放棄し電車通勤に変更した。
電車通勤にしたおかげで、朝は、子供達と一緒に家を出て教室まで子供を送り、その足で駅へ向かう、という生活ができるようになった。
そして、子供たち。
学校が始まって、最初の1週間は、毎朝泣いていた三女。
言葉も通じない中、生まれて初めて集団生活に放り込まれたのだから泣き叫ぶのも仕方が無い。
そして、長女。
勉強のこと、言葉のこと、妹たちのこと、いろいろなことにプレッシャーを感じていたようで、精神的にナイーブになっていた。
そんな二人とは対照的な次女。
早速、「友達ができた!」「先生やさしいよ!」と学校生活を楽しんでいる様子だ。
マイペースで、あまり物怖じしない性格である。
学校が始まった当初は、子供達の学校生活が心配で仕事中も気分が晴れない私であったが、1カ月過ぎた頃には、三人とも、笑顔で学校に行くことができるようになり、私も安心して仕事に行けるようになった。
先日は、学校の運動会があり長女は鼓笛隊に選ばれた。
パレードの先頭に立って、ダンスを披露しながら堂々と役目を果たした。
次女は、リレーに参加し、力いっぱい走ってくれた。
私は仕事で見ることができなかったが、帰宅した私に
貰ったメダルを見せてくれた。
先日は、バンコク近郊の動物園に行って生まれて初めて、大きなトラを触って来た!
そして、チンパンジーの赤ちゃんを抱っこしてきた!
象やワニやカバなど、とにかく動物との距離がとてつもなく近い!
子供だけなく、私まで大はしゃぎしてしまうほどだった。
最初は家族で、2回目は日本から遊びにやってきたおじいさんも一緒に既に2回も遊びに行く
ほど、我が家のお気に入りの動物園である。
私が仕事を始めてからは、7月からタイへ長期滞在しているパパが「主夫」をしてくれている。
毎日、買い物や夕飯作り、子供のお迎えなどをがんばってくれている。
やってもやっても終わりのない家事、毎日の食事作り、溜めることのできない洗濯や掃除など、家事の大変さを味わっている様子。
「毎日、俺も大変なんだよー」
と弱音を吐いていた。
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この間、おじいさんが遊びに来たとき、おじいさんとパパが一週間の旅行に出かけていなかったため、初めてお手伝いさんをお願いしてみた。
お手伝いさんには、子供のお迎えに行ってもらったり、子供にご飯を食べさせてもらったり、子供にシャワーを浴びさせてくれたりそのほか、アイロン、食器洗い、などをお願いした。
料理のできないお手伝いさんだったため、毎日市場でおかずを買ってきてもらったのだが、私の留守中に子守をしてくれる人がいるだけで、私は安心して仕事ができ、とても助かった。
次回、またパパが日本に帰るときは、お手伝いさんにお願いしようと思っている。
こうして、バンコクでの生活が、なんとなく軌道に乗り始めて来た。
バンコクの我が家は、虫も出ないし、プールやジムもあるし、 学校は目の前だし、生活レベルが一気にアップした。
しかし、ノンカイでの生活を忘れたわけではない。
大家さんに手紙を書いたり、電話で話したりと大家さんともいい関係が続いている。
そして、私達の会話の中には、よくノンカイでの生活が出てくる。
私達が今、ここバンコクでの生活ができるのは、
「イサーンでの生活があったからこそ」
ノンカイの生活なしに、私は今ココにいないだろう。
遡って行けば、私が学生時代に、英語を学んだのも、ココに至るためだったのではないか?
日本人の少ない、ノンカイの生活からスタートしたからこそタイ語もそこそこ上達したのではないか?
タイのローカル生活にどっぷり浸かることができたからこそ、タイの文化やタイの国民性を、体感することができたのではないか?
ノンカイの暮らししか知らなかったからこそ、虫やトカゲとの共同生活や停電、断水などの不便な生活を、素直に受け入れることができたのではないか?
きっと、最初からバンコクに暮らしていたら、私のタイ語は上達しなかっただろうし(バンコクは日本語と英語だけでもなんとかなる)タイの人々との交流も少なかったと思う。
東京都の暮らしと、大して変わらない生活を送っていたかもしれない。
そう考えると、
「すべては繋がっている」
と、私には思える。
過去の経験は、すべて無駄なものはなく、過去を経て、現在がある。
そして、今のバンコク生活は、我が家の未来に繋がっているのだ。
このブログのテーマは
「イサーンで子育て」
である。
「イサーン暮らし」が終了した現在、このブログを一旦終わりにしようと思っている。
これまで、たわいのない個人的な日記を読んで下さった皆様本当にありがとうございました。
皆様の応援があったからこそ、たった一人の冴えない主婦が何の伝手もコネもない海外の田舎
町で子育てをスタートし、やがては職に着くことも出来ました。
そして、私が諦めずにタイでの(たまに過酷な?)生活を何とかやってこれたのは、子供たちが共に頑張ってくれたからです。
今後も、我が家は、しばらくバンコクで生活していくと思います。
ノンカイと同様に、バンコクでも家族みんな頑張っていきます。
また機会があれば、我が家の奮闘記を書いて行きたいと思います。
長い間、ありがとうございました。
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コメント
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お久しぶりです。
更新まってました!!
新しい場所での生活はとても大変だと思います
ぱこさんがお子様達のことをとても心配される気持ちがすごく伝わってきます。
うちの息子も最近ずっと体調が悪く、学校で何かあったんでは?とか色々大変な毎日を送っていたんで。。。。
ぱこさん、旦那サマ、三人の娘さん達も少しずつ
バンコクの生活に慣れてきたようで良かったです。
ブログを一旦終わらせるようで・・・
とても残念です・・・
でも今は新しい生活に慣れることが大事ですもんね!
また、いつかバンコクでの生活ブログが再開
できることを楽しみに待ってます
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まめこさん
こんにちは!
コメントありがとうございます!
何とかバンコク生活に見通しが持てるようになっては来たものの
毎日、アップアップしています…。
今の生活はまだまだ「完成形」ではないので
今後も変化して行きそうな予感です。
お子さん、体調が悪いのですか?
我が家の長女もそうですが、だんだん思春期に入ってくると
些細なことで機嫌が悪くなったり、○○が痛い、とかすぐ言い出したり
心配になりますよね。
小さい子の方が、素直でわかりやすいのですが
年頃の子はわかりにくいです。
まめこさんも、やきもきした毎日を送っていたようで、
一日も早く、解決法が見つかり、息子さんが
元気になることを願っています。
ノンカイに引き続き、バンコク生活も、いろいろハプニングあります。
もう少し余裕が出来たら、我が家のドタバタ生活を
ブログに書いて行きたいと思います。
また、まめこさんとコメントのやり取りができる日を
楽しみにしています。
これまでブログを読んで下さり、本当にありがとうございました!!
ぱこ
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初めまして、タイへの母子避難を検索して辿りつきました2人の女児の母親です。
新しいブログのアドレスやその他お伺いしたいことがあるのですがよろしければ連絡先を教えていただけませんでしょうか。
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何度もすみません。先程メールアドレスを書き忘れました。