ワン ポー

12月5日はタイの「父の日」。
プミポン国王の誕生日である。
タイは祝日となり、タイ国民は
キングカラーである「黄色」の服を着て
お祝いするようだ。
その前日、12月4日。
娘たちが通う学校では
「父の日のイベント」が行われた。
昨年と同様、長女は「父へのメッセージ」を
日本語で発表することになっていた。
今年は、パパも一緒に「父の日のイベント」に参加できる。
長女の堂々たる姿を、パパにも見せてあげられる!
ということが、とても嬉しかったワタシ。
実は、学校の「父の日のイベント」の
2日前の晩のこと。
友人のペンから電話があった。
「ご主人も学校の行事に参加する?
ご主人と〇〇(次女)がステージに呼ばれて
〇○(次女)からご主人に花を渡すから
キチンとした格好で来てね。
黄色のシャツは必ず着て!」
ということだった。
突然、パパまでステージ上で脚光を
浴びる(?)ことになった我が家。
パパは黄色のポロシャツを持っていたので
それを着て行くことに。
「それならば家族全員で」と思い
翌日あわてて私は、三女と自分用の「キングTシャツ」を
新たに買いに行った。
なんだか急に、家族のイベントととして
ざわつき始めた我が家。
そして「父の日のイベント」当日。
生徒全員が制服を着ていく中
次女だけは「キングTシャツ」を着るように言われていた。
「ステージ上でお父さんに花を渡すから
黄色のTシャツを着てくるように」
と先生から言われていたのだ。
「後で学校で会おうね!」
といつも通り、スクールバスを見送った私。
king1
学校のイベントは13時スタートなので
昼過ぎに家を出た。
パパも私も三女も
「まっ黄っ黄」
である。
学校に着くと、父兄席が用意されていた。
父親と母親は別である。
パパは「父親席」に案内された。
king3
先生方のあいさつや歌やタイダンスなど
プログラムが進んで行く。
king7
そして後半になり、生徒から父へのメッセージの
プログラムが近づいてきた。
ステージの奥でスタンバイ中の長女。
慣れたせいか、あまり緊張していない様子だった。
king2
そして長女の出番!!
「みなさん、こんにちは。
私の名前は・・・」
と長女の発表が始まった。
king9
今回は2回目とあり、見ている私も
落ち着いて見ることができた。
タイ式の「お辞儀」も様になってきた長女。
友達ともぺらぺらタイ語でやりとりしている。
1年前にこの学校に転校してきたときより
大きく大きく成長した姿を、本当に逞しく思う。
そんな感慨深い思いに浸りながらも
ちょろちょろ走り回る三女を追いかけるのに
必死なワタシ。
king6
目を離したすきに、すぐいなくなり
あちこち探していたら
ダンス待ちの生徒に混ざって
遊んでもらっていたり。
king4
三人姉妹のうち、一番自由奔放な
性格なのではないだろうか?
来年から、ここの幼稚園に入れても
ぜんぜん大丈夫そうだ!と
確信できた。
そんな一人慌ただしい中、「父の日のイベント」も
終盤に差し掛かってきた。
長女の発表も無事終わり、次はパパの番!
パパの大きな晴れ舞台を
待ちに待っていたワタシ。
今か今かと待っていると
生徒全員が起立し、何やら始まる様子。
「そろそろパパがステージに呼ばれるのか!」
と思い、少しの間ちょろちょろ走り回る三女を放置し
カメラやビデオを用意していると…。
生徒全員が、それぞれのお父さんの席まで行き
ひざまづき、お花を渡し始めた!
よく見ると、次女もお花を持ってパパの席まで行き
お花を渡しているではないか!
king5
king8
「あれ~!?ステージ上じゃなかったの???」
と拍子抜けのワタシ。
「何のために、次女だけキングTシャツなんだ?」
「パパまで黄色で来たのに???」
とよくわからないまま、
「はい!解散!!」
となってしまったのであった。
パパの晴れ舞台を楽しみにしていただけあって
ちょっと残念な気分であった。
タイに来て、一年半以上が経ち
タイ語もそれなりにわかるようになっては来たものの
「予定通りに進まない」という
タイのルールにはまだまだ馴染めない、
というか
「なんで?」とか
「ええ~!そうだったの?」とか
驚くことが多くて、やっぱり
「タイは謎だらけ」
なのである。
長女の日本語発表は無事に果たすことができ
とりあえず「よかった!よかった!」な
ワタシである・・・。
ランキングに参加中!宜しければクリックお願いします!

人気ブログランキングへ


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする