お米の国、タイ!

おにぎり屋を始めてまだ一ヶ月未満。
旦那に
「赤字になってないか?」
と言われた。
どちらかと言うと、お金に無頓着なワタシ。。。
「経費がいくらで、利益がどうの」って言うのはハッキリ言って苦手である。
でも、少しでも利益を出すために、おにぎりを作る上での一番の材料である
「お米」について考えてみることにした。
タイはさすがお米の国だけあって、市場でもスーパーでもいろんな種類のお米が
売っている。
値段もピンキリ。
普通、タイ米と言えば、チャーハンやタイカレーに合うようにパラパラのお米だ。
タイに来た当初、私はタイ米を食べていた。
試しにおにぎりを作ったことがあるが、パラパラで握れない。
「もうおにぎりが食べれない」とがっかりしたことを覚えている。
そんなパラパラタイ米を食べること数ヶ月、この町に引っ越して来た。
この町は、前回住んでた町よりも大きく、お米屋さんも多ければお米の種類も豊富だ。
そしてある時。
どのお米を選んだらいいか、迷っていた私に
「普通のタイ米より、粘り気がある。」
と教えてもらったお米がコレ。
米5
試しに使ってみると、確かに粘り気があり、日本米と似ている。
そしておにぎりも握れたのだ!
それ以来、このお米が我が家の定番となった。
ありがたいことに、このお米だけは近所の商店でも売っているため
我が家はいつもそこで買っている。
ほかの銘柄を吟味したこともなければ、そんな機会もなかった。
しかし。
おにぎり屋を始めてから、少しお米に興味が湧き
先日、遠くのスーパーまで自転車で行ってみた。
お米コーナーにはたくさんのお米が並び、何がどう違うのかさっぱりわからない。
私がいつも買っているお米が高いか安いかの参考程度にしかならなかった。
私は試しに、今より若干安いお米を買ってみることにした。
5キロ単位で売っているお米だが、この銘柄だけ1キロ入りで売っていたので
買ってみることにした。
ほかの銘柄も試してみたいところだが。。。
遠い道のりを5キロの米と1歳児を自転車で運ぶのは気が進まない。
しかも、買ったお米が大失敗だったら悲しすぎる!
そして、早速使ってみた。
米2
炊き上がりを見ると。。。
なんとパラパラのタイ米だった!
大失敗!
おにぎりが握れない。。。
仕方なく、家族で食べることにしたのだが。。。
「今日のお米、美味しくない。」
と言う5歳次女。
そうなのだ!美味しくないのだ!
5歳児ですらわかってしまうほど、まずいタイ米。。。
タイ米がチャーハンやカレーに向いているのは、パラパラだからと言う理由もあるが
味を付けないと美味しく食べられないからだろう。
また、タイ米にはジャスミンの香りが付いているものがよくあるが
「香りで味を誤魔化すためではないか?」と疑ってしまうほどである。
「ご飯と漬物」だけではとてもじゃないけど食べれない、このタイ米。
日本のお米の美味しさを改めて感じた。
そして
「もうまずいタイ米は食べたくない」のと
「安いタイ米ではおにぎり屋は出来ない」ということで
あっさりと元のお米に戻してしまった私であった。
そして。
旦那が気にする経費の問題だが。。。
「赤字ではないから大丈夫」と報告しておこう。
私にとってお米の話題で外せないのは「玄米」。
玄米を食べ始めて7年。
体を気遣って始めた玄米が、私の嗜好に見事にハマってしまい
玄米なしでは物足りなくなってしまった。
タイに来た当初、おにぎり同様「玄米ともお別れか~」とがっかりだったのだが
お米の国だけあって、日本以上に玄米が売られている!
そして、大家さんを始め、玄米を食べている人も多い!
玄米だけでも数種類あって、これまた迷ってしまう。
そして最近、私が食べているのが、玄米と赤米がブレンドされたもの。
米1
歯ごたえがあって美味しい!
おにぎり生活も玄米生活も不自由なく送ることができ
「お米の国、万歳!」なワタシであった。。。
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