我が家は、ハンドソープもボディソープもない。
全て石鹸である。
もちろん、ここタイの田舎にも○○ソープはたくさん売られているが
「なるべくケミカルなものを使いたくない」ことと
「顔も体も全身使える」
「ちょっとした衣類の手洗いも、食器洗いも使える」ものがいいと思い
石鹸を使っている。
タイの石鹸。
日本同様、ジョンソン&ジョンソンやLuxのようなブランド物もあれば
タイブランドのものまで様々である。
しかも、タイのフルーツや植物を使ったものから、美白効果のあるものまで
日本に劣らないほど、石鹸の種類は豊富である。
そんな中から自分に合った石鹸を探すのは宝探しのようなもの。
素敵なデザインやアロマ効果のあるものなどに、とってもとっても目を惹かれるのだが
大人向けのものはダメだ。
しかも、お高い
「家族で使えそうなもの」「経済的なもの」が条件である。
タイに来た当初は、何を選んで良いかわからずに
無難に「ジョンソンベビー」を使っていたが、飽きてきた。
その後、タイのベビーブランドの商品を試したり、パッケージで選んだりして来た。
そして現在、我が家は「パロット ボタニカル ソープ」という石鹸に落ちついた。
あるタイの情報誌に、この石鹸が紹介されていた。
この石鹸はタイの老舗メーカーのものらしい。
「タイで始めて石鹸を作った」と載っていたような。。。(うる覚え )
とにかく、昔からある石鹸らしいので、「材料もシンプルだろう」と勝手に思い込み
家族で使って来た。
しかし。
お店の石鹸売り場を通るたびに、私にはいつも気になる石鹸があった。
一目見てから、ずーっと気になり続けていた石鹸。
他の石鹸と違って、値段も表示されていない。
高いのか安いのか。
うーん
そんなことが気になっていた矢先、我が家の石鹸が品切れになった。
早速、いつものように「パロットボタニカルソープ」を買いに行った私。
その横にダンボール箱に入ったまま売られている
私が気になり続けている石鹸。
商品棚にも置かせてもらえないのか???
そして。
試しに一つ買ってみることにした!
1個 17バーツ(50円代)。
普段使っている石鹸の約2倍のお値段だった!
早速使ってみることにした。
興味を惹かれるこのパッケージ。
製造者の人だろうか。
顔写真入りである。
手作り感あふれるラッピング。
シールに表示された住所はここの町の住所なので
きっとこの近所でコツコツ石鹸作りを行っているのだろう。
と、勝手な想像をしつつ。。。
石鹸にはハスの花が型どってあり、タイっぽい。
封を開けると。。。
香りがしない。
タイの石鹸に有りがちな、香水のような度ギツい香りがしないのである。
キツい香りが苦手な私には、とても嬉しい!無香料だ!
そして、使用感がとても良い。
泡立ちはそこそこだが、過剰な泡立ちがないもの無添加っぽい。
私が感動したのは、汚れが綺麗に落ちるのに肌のつっぱり感が全くないところ。
年中裸足のタイでは、足の裏が常に汚れている。
が、カカトの角質もすぐ落ちる洗浄力なのに
洗い上がりはしっとりなのである。
使用感がとてもいい。
今まで使って来た石鹸とは明らかに「違う」のだ!
「石鹸なんてどれも大して変わらない」と思って来た私にとって
こんなに違いのわかる石鹸は初めてであった。
石鹸に貼ってあるお兄さんの顔写真を眺めつつ、書かれてるタイ語を読んでみた。
「ハチミツとベトナム産ウコン入り」
と書いてある。
あとは
「かゆみを和らげたり、ニキビに効く」とか「頭も洗える」とか
無難なメッセージ。
特に手作りとか無添加など、書かれていなかった。残念。。。
今まで、石鹸にそれほど期待もしていなければ、ただの消耗品としか
捉えていなかった私。
だが。
たかが石鹸されど石鹸である。
とてもいいものに巡り会えた!
これはお風呂用にし、キッチンと洗面所は今までのリーズナブル石鹸にしよう。
好みの石鹸が見つかって、何だかとってもハッピーなワタシである。。。
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