サンタさんからの手紙

タイに来て以来、子供達にとって一番の心配事。
それは。
「タイにもサンタクロースは来るの?」
ということであった。
タイは仏教国なため、クリスマスは盛り上がらないらしい。
特にここ田舎町では、イルミネーションやクリスマスツリーを見かけることは
難しいそうだ。
自分達で準備するしかない。
しかし、半袖とサンダルで過ごせるこの気候では、なかなかクリスマスムードになりにくい。
そして。
私は、子供におもちゃや高価なものは滅多に買ってあげない。
決して、ケチな訳ではない。
「その子にとって必要である」と判断したものはお金を惜しまず買う。
しかし「その子にとって今すぐ必要でない」と判断したものはどんなに安くても買わない!
これは、私が子供達に物を買い与える際の判断基準であり、
私自身が親から言われてきたことでもある。
「何でも買い与えていると、モノのありがたみもお金の大切さも解らないんじゃないか。
たまに買って貰えるものだからこそ、価値があるのではないか。」
と考えている。
そんな、ある意味厳しい母親に育てられている我が家の娘達。
誕生日とクリスマスは、欲しいモノを貰える貴重なチャンス!なのだ。
プレゼントを受け取った時点で「来年のプレゼントは。。。」なんて言っているくらい。
誕生日はタイでもできるけど、クリスマスについてかなり心配していた娘達。
「タイは仏教国だから、サンタクロースは来ないんじゃない?」
「もし日本のお家に来ても、私達がいなかったらプレゼント持って帰ってしまうかもしれない。」
「ママ!サンタクロースがタイに来るのか誰かに聞いて見てよ!」
と、クリスマスネタが日々繰り返されていた我が家。
そしてある日、去年のクリスマスもタイで過ごした避難組の日本人ママ2人に聞いて見た。
一人は「サンタクロースからプレゼントを貰った」と言う。
もう一人は「サンタクロースは来なかった」と言う。
「うーん。。。どっちなんだろう?」
と困る娘達。
そんなこんなで、サンタクロースは来るのか来ないのか謎のまま過ごして来た。
そして、先月。
10月から転校した学校はカトリック系の学校。
学校にはマリア様やキリストの絵が至る所に飾られており、校内に教会もある。
そして9歳長女は気が付いた!
「この学校はキリスト教だから、ここの生徒にはサンタクロースが来るかもしれない!」と。
私は
「仏教でもキリスト教でも、信じている子にはサンタクロースは来てくれるんじゃない?
日本かタイ、どっちの家かはわからないけど。」
と返事した。
「ヤッタ?!サンタクロースが来てくれる!」
大喜びの娘達!
毎日のように、サンタクロースに何をお願いするか、姉妹で話し合っていたここ数日間。
そして今朝、サンタクロースから手紙が届いたのだ!
手紙2
何やら英語で
「日本のお家にプレゼントを届けます」
と書いてあるではないか!
子供達は朝から大喜び!
「日本の家に届けてくれるって!」と9歳長女。
「年末にパパがタイに遊びに来るから、その時に持ってきてもらおうよ!」と4歳次女。
今年も無事にサンタクロースからプレゼントが届くことが保証された娘達だった。
メデタシ!メデタシ!

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