先日。
子供達が通う学校でクリスマスパーティが行われた。
去年は参加できなかったパパも今年は一緒に参観できる！
昨年同様、長女も次女もダンスメンバーに選ばれた二人。
特に長女は、タイダンスを初めて踊ることになり
「ママ！私、嬉しい！夢に見たタイの衣装が着れるんだよ♪」と
タイドレスを着ることを大喜びしていた。
毎日、家で音楽をかけ、朝から晩まで
「見て！見て！」と
踊ってばかりいる長女と
「練習するの恥ずかしいんだよね。」
とこっそり隠れて踊る次女。
個性がハッキリ分かれて来た姉妹だ。
そんな二人を見ながら、家族みんなで
学校のクリスマスパーティを楽しみにしていた。
そして当日。
家でメイクをしてから登校した長女と次女。
長女は先に登校し、本番に向けての準備を行っている。
私達と一緒に登校した次女は、友達を見つけるとすぐ溶け込んで行った。
友達や先生と、タイ語でコミュニケーションしている姿を
だいぶ安心して見てられるようになった私。
親から離れても、こわがることなく思いっきり遊んでいる姿を
嬉しく思うと同時に、とっても感慨深い。
子供の成長を、こんなに嬉しく、しみじみと感じてしまうのは
「異国だから」という事情も大きいのだろう。
「子供の成長した姿を見ると、毎回じーんと来ちゃうんだよね。」
と言った私に
「そーお？まあ、子供達は成長してるよね。」
とそっけない返事のパパ。
うーん、私の複雑な思いがパパにはピンと来ないようだ。
子育ての苦労も喜びも、母親と父親では感じ方が違うようである。
そんなことを思っていると。
「ママ！」
と長女がやってきた。
「おお～っ！」
とパパも私もビックリ！
タイの衣装を身に付けた長女は、タイ人顔負けの迫力であった！
私なんて、遠目では長女だとわからなかったほど。
夢だったタイの衣装を着ることができ、ちょっと緊張気味な長女だったが
とても嬉しそうだった。
このアタマに乗せている、まるい大きな「おだんご」。
日本では「アンコ」とか呼ばれているやつ。
タイの「アンコ」、実はココナツの実で作られている。
中身をくりぬいたココナツの実を半分に割り、そこに人毛（？）が付いているのだ。
タイっぽくて、おもしろい。
クリスマスパーティはお祭りみたいなもので
タイ料理やジュースなどの出店がたくさんあった。
子供達に大人気の「ルクチン」
タイの焼きそば「パッタイ」など。
生徒たちのダンスを見ながら、みんなご飯を食べたり
楽しそうな雰囲気だった。
プログラムが進んでいく中、
出番を待っている次女の後にくっついて行く三女は
ほかの生徒達に囲まれて、一緒に遊んでもらい、私も助かる♪
そして！
まず最初は次女の番！
タイのアイドルグループ（？）の歌なのか、ポップな音楽に合わせてのダンス。
まだ、幼稚園児だけあって、みんなバラバラな動きだけど
一生懸命に踊る姿が可愛かった。
無事にダンスを終えた次女は
「おなかすいたー」
とルクチンを大量に食べ、ジュースも飲み、
家族みんなで長女の出番を待っていた。
今か今かと長女の出番を待っていても、一向に出番にならない。
プログラムも後半になり、辺りも暗くなってきた頃！
やっと長女の番が回ってきた！
タイの伝統的な音楽。
スローペースで落ち着いた歌であった。
家でも練習した甲斐あって、とても上手に踊っていた長女。
たいぶお姉さんらしくなってきたように思う。
そんな長女の姿を記念に収めるべく
片手にカメラ、片手にｉｐａｄを持って、大忙しのパパであった。
クリスマスパーティを終え、帰りの車の中で
「今日は、二人とも、とても素晴らしかったよ！」
と私が言うと、満足げにニンマリ笑う次女と
「私、ベムが大好き！」
という長女。
長女が踊るのを楽しみに待っていていくれた友人ベムは
長女の着替えなど付きっ切りで手伝ってくれたのだ。
この日を境に、またベムとの仲が深まったようであった。
家に帰り、暖房器具のない「寒ーい」我が家で「ぬるーい」シャワーを浴びるのは
かなり過酷ではあるが、いいクリスマスパーティだったので
心はとても暖かかったワタシである・・・。
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