新たなる挑戦!

数週間ほど前から、商売を始めた!
なんと「おにぎり屋」!
10歳長女のクラスメイトに、おにぎりを売っているのである。
ことの成り行きはと言うと。
私が長女のお弁当におにぎりを持たせていた。
すると一緒に食べている友人ベムが
「美味しそう!味見させて!」
と言ってきたらしい。
長女はもちろん味見させる。
長女は「ベムがおにぎり美味しいって言ってたよー。また味見したいって!」
と言ってきたので、翌日はベムの分までおにぎりを作ってあげた。
そしてその夜。
「ほかの子達もおにぎり食べたいって!」
と長女。
「ほかの子達って何人?何個作ればいいの?」
と私が聞くと
「・・・わからない。10個くらいでいいんじゃない?」
と、長女。
10個!
「簡単に言うけど、10個って大変だよ?!お米代だってかかるんだよ?。」
なんて言ってるうちに、私は面倒くさくなっておにぎりの話は流していた。
そして。
年末年始にパパが日本から遊びに来ていた時。
たまたまこのおにぎりの話題になった。
パパからの提案で
「生徒達に、おにぎり一個5バーツ(15円)で売ってみれば?」
と言うパパ。
私は子供の友達からお金を取ることを躊躇していた。
しかも、学校でモノを売るなんていけないことだと思っていた。
しかし、長女が言うには「タイ人はすぐに売り買いをする」と。
友達がいいものを持ってたら「◯◯バーツで売って欲しい」と言うし
「コレ欲しい人、◯◯バーツで売ってあげるよー。」
などと商売するのは日常茶飯事なようである。
大人もそれを止めたりしない。
日本では、子供が小さいうちはお金の管理は親がするが、
タイでは幼稚園のうちから子供にお金を持たせるし
幼稚園のうちからおごったりおごられたりしている。
私がたまに、5歳次女におやつ代を持たせなかったりすると
先生がお金をくれることもある。
お菓子をくれるならわかるのだが、現金をくれるとは!
物価が安いからお金の価値が低いのだろうか、それとも気前がいいのであろうか?
そんな、タイ人のお金の使い方もあって
個人間での売買はよくあるようだ。
それでも私は、生徒からお金を頂くことに迷いがあり、おにぎりを売ることに
決心つかなかった。
しかし、新学期が始まって
「いつになったらおにぎりを売ってくれるのか」
と言う生徒からの要望が出て来るようになった。
長女と一緒に、「最初は少人数からやってみよう」と約束し
「ものすごくおにぎりが食べたい子」だけに作って、持って行かせた。
最初はたぶん4個くらいだったと思う。
ちょっと大きめで1個10バーツ(30円くらい)で売ることにした。
帰宅した長女に様子を聞いてみると
「みんな美味しいって食べてくれたよ!明日もだって!」
と言ってくれた。
そして、日に日におにぎりの注文数は増えて行った。
もちろんおにぎりは予約制だ。
長女は毎日、注文した子の名前とおにぎりの数をメモして来る。
日によって、注文数は異なるが、だいたい7個から?10個くらい。
長女がおにぎりの配達人なので、長女が出て行く朝7時までに
用意しなければならない。
ただでさえ、朝は忙しいのに、さらにおにぎり屋まで始めてしまい、
注文数の多い日は早めに起床するハメになってしまった。
先日は、おにぎり17個の為にお米10合炊いたのだが「5合炊きの炊飯器?2回」だったため
狭い台所で大変だった。
家事の片手間におにぎり屋をするのは、もう少し工夫が必要だ。
私が作るおにぎりは至ってシンプル。
具を入れた塩おにぎりに海苔を巻くだけ。
具は、タイ人好みに辛いものを入れている。
ナムチムという辛い調味料にマヨネーズを入れた「ツナマヨもどき」や
干し大根の漬物、ソーセージなど。
海苔の代わりに「ごま&塩」をまぶしてみたり、ニンニク好きのタイ人用に
「ニンニク&塩」をまぶすこともある。
おにぎり
こんなシンプルなものでも、おにぎりはこの田舎町には売っていないし、目新しいようだ。
生徒達の興味がいつまで続くかわからないし、私の方もいつまで出来るかわからない。
暑い季節になったら昼ご飯までに腐る可能性もあるから、冬期限定になるかもしれない。
様子を見つつ、楽しみながらおにぎり屋ができたらいいな?と思うワタシである。。。
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