ラオスのホテルで迎えた朝。
前夜は雨と雷だったが、今朝は晴れて気持ちのいい朝だ。
「ごはんごはん」
と騒ぐ三女を連れてホテルのレストランで朝食を食べた。
アジアだけあって、朝食のメニューにはだいたい「カーオ トム(おかゆ)」があるので助かる。
タイ大使館へ行くまでには時間があったので少し近所をブラブラ散歩した。
VISAの申請は午前8時半~11時半。
VIZAの受け取りは翌日以降の13時半~16時半である。
昨日は午前中に申請しているので、本来なら今日は13時半以降に受け取りに行けばよい。
しかし、私は「学校長の身分証明書のコピーを提出する」という課題が残されている。
きっと、VIZAを受け取るときに提出してもいいと思うので、13時半以降でもいいとは思うのだが
一応「申請書類」だし、誠意を示すためにも、午前中に提出することにした。
前日にお世話になったバンタイプのタクシーに「明日も大使館まで」とお願いしておいた私。
10時半ピッタリにタクシーは迎えに来た。
私は早めにチェックアウトをし、タクシーでタイ大使館へ向かった。
タイ大使館、到着。
前日と違って、今日は空いていた。
私はまっすぐ、昨日の女性面接官の窓口へ行った。
この印字品質の悪いFAXで許されるのか、かなり不安であったが。。。
私は女性面接官に
「昨日も来ました。足りない書類を持って来ました。」
とFAXを提出した。
女性面接官はサッと目を通し
「毎回毎回、必要な書類は持って来るんだよ。わかったね?毎回だよ!」
と言った。前回も、書類不備で私が大使館を駆けずり回ったのを覚えているのだろう。
そして、FAXが見にくいことには一切触れられなかった。
「わかりました。毎回毎回、気を付けます。」
と私は返事をし
「今回はVIZAを受け取れますか?」
と確認した。女性面接官は少し表情を和らげながら
「できます。」
と言ってくれた。
私は満面の笑顔で
「ありがとう!」
と言った。
私の心配を他所に、あっけなくFAXを受け取ってもらえたので一瞬にして私は
ハッピーになった!
その時まだ11時過ぎ。
VIZAの受け取りまで、2時間半もある。
しかし、タイ大使館の周囲は子供が遊べそうな場所がない。
さらに、この暑い中、大荷物を抱えて、これから観光地に移動する気もない。
何より、午後になったら一番にでもVIZAを受け取って娘達の待つ家に帰りたいのだ!
「よし!午後までここで待とう!」
と決めた私はベンチに座り、買って来たご飯を食べたり、三女を階段でジャンプ遊びさせたりしながら
タイ大使館で時間を潰した。
すべきことを終え、心が軽くなった私は、ベンチに座りながら、VIZAを申請しに来ている人達を眺めていた。
中には、何度も窓口を行ったり来たりしている人がいたり、
たくさんの書類を抱えながら小走りしてる人がいたり、前回の自分を見ているようだった。
私のように、書類を突き返され、どうにかすべく大使館内を走り回っているのだろう。
「VIZAの書類って、厳しいんだな?」
なんて思いながら、待つこと、あと1時間ばかりになった。
すると
「全員、大使館の外に出てくださーい!」
と警備員が叫んでいる。
「なぬ??」
仕方なく、近くのレストランに移動して待つことにした。
13時になると、再び大使館に入ることが出来る。
そしてVIZA受け取りの番号札が配られるのだ。
私は13時少し前になり、再びタイ大使館へ戻った。
大使館前には、番号札をもらう人達で既に行列が出来ている。
前回までは、あえて時間をずらし、少し空いてから取りに行っていたのだが。。。
今回は家で待ってる子供達がいる!
少しでも早く帰りたい!
そんな訳で、私も暑い中、行列に並んだ。
そして、13時。
大使館オープン。
番号札を貰いに行った。
「65番」
いつもは200番台とかだったから、今日は早い方だ!
13時半のVIZA受給まで、ここでもまた30分待つ。
その間に、三女のオムツを変え、荷物の整理をし、VIZAを受け取ったらすぐに帰れるよう
帰宅の準備をしておいた。
ラオスの出国ゲートまで行くタクシーも捕まえ、値段交渉も済ませておいた。
そして13時半。
時間通り、受給開始。
一番の人から始まって行く。
私は混雑する大使館の中で、眠いのと外に出たいのとでギャーギャー愚図る三女を
無理やり抱っこしながら、隅っこの方で順番が来るのを待っていた。
すると、私が立っていた近くのドアが開き、男性事務員の人が
「何番ですか?」とコッソリ尋ねてくれた。
私は番号札と引き換え券を渡した。
男性事務員は「待ってて下さい」とドアの向こうへ行った。
少しして男性事務員が戻って来た。
私と三女にパスポートを渡してくれた!
私は小声でお礼を言いながら、順番を待つ人で溢れる中を、目立たないように外へ出た。
外へ出て、まず確認!
「よし!VIZAが取れている!」
私はウキウキになりながら
「お待たせ!さあ!帰ろう!」
と三女に言った。
子供連れには優しいタイ。。。前回もそうだったし、今回も優先的にVIZA(パスポート)を受け取ることが出来た。
かなりの時間短縮!とてもウレシイ??
待っていたタクシーに乗り、ラオスの出国ゲートへ。
何度も繰り返してきた、ラオス出国とタイ入国の手続きをして、無事にタイへ戻ってくることが出来た。
そしてタクシーに乗り、娘達の待つ家へ!
家に着くと、ちょうど公園から帰って来た子供達が出迎えてくれた。
近所の日本人ママが、わざわざ公園へ連れて行ってくれていたのだった。
「ママ~!おかえり~!」
「ただいま~!」
と私は娘達を抱きしめた。
私はすぐに、お世話になった日本人ママや大家さんにお礼を言い、お土産を渡し、VIZAが取れたことを
報告した。
一泊とはいえ、またもや神経衰弱するハメになった今回のVIZAツアー。
三ヶ月後、タイのイミグレーションで問題なく延長手続きができれば
今後一年間は出国せずタイに滞在可能になるのだ。
今回は長女と次女の協力なしには出来なかったVIZAツアー。
感謝とともに、娘達の成長を実感せずにいられなかったワタシ。
二人の「初めてのお留守番」についてはまた改めて書くことにする。
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