現在、私が持っているのは、ノンイミグラントビザ。
三女は留学ビザ。
私達のビザが、有効期限ある三ヶ月をそろそろ迎える。
三ヶ月以上、タイに滞在したい場合は、期限が切れる前に
ビザの延長(滞在延長)をしに行く必要がある。
ということで。
管轄内のイミグレーションへ行ってきた。
前回は、「私の銀行残高が足りず、ビザの延長が出来なかった」という悲しい結果だったため
今回は事前準備をしっかりしようと意気込んでいた。
必要書類を全て揃え、持っているお金の条件も満たし、いざイミグレーションへ!
いつもはソンテオで行くが、いつも時間通りに来ないので
今回は路線バスで行くことにした。
路線バスはここの町が始発なので、時間通りに発車するのだ。
朝8時半のバスで行き、午前中にイミグレーションで手続きを済ませ
昼過ぎには帰って来る予定だ。
オンボロバスに揺られてのんびり向かう。
途中、タイとラオスを渡す橋(サパーン)があるので、そこで降ろしてもらう。
サパーンから、サムローでイミグレーションへ行った。
9時過ぎ、イミグレーションに到着。
イミグレーションには今回で三回目。
担当の警察官は、厳しくて怖い。
今回はいつもの警察官に加えて強面の警察官が更に二人。。。
そしてほかに誰も訪問者がいない。。。
私が一番乗りだ。
「何の用か。」
と聞かれ
「ビザの延長に来ました。」
と言い、必要書類を出す。
コワイ警察官三人がかりで、書類を見ながら「あーでもないーこーでもない」と
話している。
雲行きが怪しい。。。
私のノンイミグラントビザは延長できるが、三女のビザでもめているようだった。
更に、銀行からの残高証明書が必要なのだが
「日付が昨日の日付だ。今日の日付で持って来なさい。」
と言われてしまった。
「やり直し!」ということになり、その足で私は近くの銀行へ行くハメになった。
私はイミグレーションを後にし、近くのショッピングセンターに
入っている銀行へ行った。
その時10時過ぎ。
銀行へ行くと、11時オープンではないか!
1時間近く待つのか。。。
休憩を兼ねて、三女にご飯を食べさせることにした。
私はイミグレーションでの雲行きの怪しさと、張り詰めた緊張感から
全く食欲が失せてしまい、コーヒー一杯ですら、飲み干せなかった。
11時になり、銀行へ行った。
「預金の残高証明書を下さい。」
と言った。
しばらく待ってもなかなか出来てこない。
「おかしい。何でこんなに時間がかかるんだ?」
と思っていたら、ぜんぜん違う書類が用意されていた。
今度は英語で言ってみたら、やっと理解してくれたようで
もう一度作り直し。。。
時間は12時になる。
「残高証明書」をもらうのに1時間もかかっている。
今からイミグレーションへ行っても13時までは昼休みだから
また一時間、時間を潰さなければならない。。。
「あーあ。予定ではもうビザの延長が済んで、ルンルンでランチを楽しむはずだったのに。。。」
かなり、どんよりな気分の私は、三女とショッピングセンターで暇つぶし。
はしゃぎまくる三女がいては、ショッピングセンターは苦痛でしかない。
何とか13時まで時間を潰し、サムローで再びイミグレーションへ向かった。
午後一の訪問者はやはり私だけ。
緊張感あふれる室内だ。
担当の警察官に、残高証明書を渡した。
警察官は、また一から書類の確認をしている。
そしてやっぱり
「お母さんはいいんだけど。。。」
と言って、先に進まない様子。
更に、もっと偉そうな警察官がやって来て、みんなで我が家の家族構成や経緯を話している。
分厚い資料を引っ張り出して来ては
「ここにも載っていない。」
「コレも違う。」
などと言い、あちこち電話して聞いたりしている。
「三女のビザの延長が出来ない」とも言っている。。。
私はなんとなくわかって来た。
私は留学ビザで学校に通っている娘(長女と次女)の保護者だから
「保護者ビザ」の扱いで、娘と同じ期限だけ延長が可能だ。
だが、三女は「留学ビザ」を持っているにも関わらずまだ学校に入学していない。
なぜ、三女に留学ビザが出されたのかは、私もわからない。
タイ大使館の手違いなのか、学校側が「いずれ入学するだろう」と思って
三女にまで学生証明書を出したのか、私にはわからない。
ただ、「未就学なのに留学ビザが出された子供の扱いをどうするか?」が
問題になっているらしい。
そんな前例はないらしく(当たり前か。)イミグレの人も誰もわからない。
よって、警察官はみんなして困っているのだ。
「母が延長できるなら、子だって出来るだろう。」
と言う警察官もいれば
「まだ入学していないのだからダメだ。」
という警察官もいる。
三女のビザをどう扱うべきかあーだこーだ言いながらも
少しづつ事務処理が進んで行くのを目の前で眺めていた。
その合間に、警察官はコーヒーを飲んだり、ほかの訪問者の相手もするので
私達の書類がその都度後回し。
私はいいが、三女がじっと待っていられる訳がない!
でも、そこはタイだから、こわ?い顔の警察官も三女には
笑かけてくれる。
慣れてきた三女は調子に乗って、歌ったり踊ったり、時には泣き叫んだりと
やりたい放題になってしまった。
仕方ない。
時間は15時を過ぎている。。。
再びここへ戻って来てから、2時間以上も経つのだ。
三女のビザの行方もハッキリわからず、こわ?い警察官4人の目の前に座り
あれこれ質問される私も、だんだん神経衰弱して来た。
それより。。。
早く帰らないと、長女と次女が学校から来てしまう!
遅くても16時バスターミナル発のバスに乗らなければならない!
三女の「お外、行こう、行こう」が限界になってきた頃、手続きが終わりに近付いている
ように見えた。
私は恐る恐る
「もうすぐ終わりますか?娘が学校から帰って来るのでそろそろ帰らないといけないんです。。。」
と言った。
警察官も、私達の書類に時間がかかり過ぎているのを気にしたのか
「書類がたくさんありすぎてね。。。」
と苦笑いし
「学校に電話しなさい。」
「学校の電話番号はわかるか?」
と、口々に言い出した。
私はやっと、パスポートを返してもらうことができ
お礼を言って帰ろうとした。
帰り際に
「次は9月4日だからね!」
と言われ、
「90日レポート(90日ごとに住所の確認のためイミグレに出向く必要がある)のことかな。」
と思いながら
「カオチャイ (わかりました)」
と言って、急いで外に出た。
2時間以上もイミグレーションで待っていてくれたサムローのおじちゃんに
「待たせてごめんなさい。バスターミナルまで行って!」
とお願いした。
その時、15時45分。
16時のバスが最終だったはず。
果たして、帰りのバスに乗れるのか!?ワタシ!!
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