調理実習!?

ある日。
学校から
「ただいま?!ママにお土産があるの!」
と元気良く帰って来た次女。
「今日ね、学校で『カーオ トム』作ったんだよ!ハイ!」
と言って、カバンから出してくれた。
「カーオ トム」とは、このブログでも何回か紹介してきた食べ物で
「ココナツミルク味のもち米の中にバナナを包み、バナナの葉で巻いたもの」
である。
とむ2
お坊さんにお供えするために、各家庭で手作りするものだ。
(↑コレは大家さんがくれたもの)
この「カーオトム作り」を幼稚園で行ったらしい。
調理実習のようなものだろう。
次女によると、
「クラスメイトのお母さんで、カーオトムが作れる人がいて、そのお母さんが教えに来てくれた。」
そうだ。
手順ごとに生徒は分かれ、次女は「もち米をバナナの葉に包む」役割だったそう。
コレが次女が作った「カーオトム」。
上手に包み、結ばれている。
トム1
私と長女は
「すごいね!今夜のデザートに味見させてね!」
なんて言いながら、みんなで夕飯を食べた。
一番に食べ終わった次女は
「カーオトム、食べていい?」
と楽しみな様子。
私はもちろん「 」と言った。
夢中で、バナナの葉を解く次女。
トム2
どんな出来上がりか、みんなが注目!
そしてオープン!
パラパラパラパラーーーーー!
なんと、生のもち米がごぼれて来たではないか!
まだ炊く前の状態だったのだ!
「仕上げはお家で」だったらしい
食べる気満々だった私達は、かなり残念であった。
だが、次女の「カーオトムの作り方」を聞いても「火を使わなかった」と
いうことだったので、何かオカシイなあとは思っていたが。。。
次女をがっかりさせないよう、
「よし!明日、ママが炊いてあげるからね!明日まで楽しみにしてよう!」
と私は明るく言った。
そして翌日。
次女の「作品」を完成させるべく、「カーオトム」を炊いてみた。
と言っても蒸せばいいのだが。。。
夕方、帰宅した次女に
「カーオトム、蒸したから今日こそみんなで食べようね!」
と約束した私。
真っ先に夕飯を食べ終えた次女に、カーオトムをあげた。
今日こそはっ!!
オープン!
作品1
「 ………………… 」
な、長女と次女
「おいしそうじゃーん!!」
と盛り上げるワタシ
中にバナナは入っておらず、想像していたカーオトムとは
かなりかけ離れてはいたが。。。
味は???
「コレ、全然甘くない!砂糖入れるの忘れてるんじゃないの??」
と正直な長女。。。
確かに、ココナツミルクの風味もせず、若干しょっぱいカーオトムであったが。
「きっと、幼稚園児が食べるから甘さ控えめにしたんだよ!いいことじゃん!」
とフォローする私に
「そうだよ!薄味にしてくれたんだよ!」
と次女。
実習
次女にとっては初めての調理実習。
味も見た目も、いつも大家さんから頂くものとは全然別物になってしまったが
次女はいい経験をさせて貰えた。
あんなに楽しみにしていた「カーオトム」を
一口で「やっぱりいらない」という長女。
「もち米がパラパラしててうまく食べれないから、もういらない!」
と不機嫌になる次女。
豆だけ食べる三女。
次女の手作りカーオ トムを全て平らげたのは。
もちろんワタシである。。。
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