雨のおかげで。
我が家の庭の地面が、苔だらけになってしまった。
そして、苔の上を歩く度に、次女と三女はよく滑って転んでいた。
見かねた大家さんが、苔取りをしてくれることになった。
ある週末。
大家さんの知り合いのオジさんと少年がやって来て
2日がかりで地面の苔を取ってくれた。
広い面積を、ブラシやタワシでこすって苔を落として行くのだ。
ひたすら地面を磨く、地道な作業だ。
オジさんも少年も、ほとんど喋らずにもくもくと磨いている。
おかげで、だいぶ苔が無くなった。
そして、やっと苔取りが終わったら、今度は雑草取りだ。
家の門の周辺の雑草や小石など、全て取り除き、スッキリピカピカにしてくれた。
その間、大家さんはずっとオジさんと少年にアレコレ指示を出している。
私もたまに様子を見に行き、その働きっぷりにとても感心していた。
特に、少年はまだ15,16歳だろう。
もう働いているのか、お小遣い稼ぎで来ているのか知らないが
家で遊んでばかりいるうちの長女とは大違いで、よく働いていた。
と、思っていたが。。。
雑草取りをしている二人の後ろで
「この子はダメだ。。。」
とこっそり私に目配せしてくる大家さん。
「こっち(オジさん)はよくやってくれるが、こっち(少年)は雑だ。」
とヒソヒソ言ってきた。
「ええ!そうなの?!?こんなにこき使われてるのに??」
と心で驚いた私。
うちの大家さんは、よーく人の行動を見ている。
80歳のおばあちゃんとは言え、ごまかしは効かない。
とてもキビシイおばあちゃんである。
私から見たら感心するほどよくやっていた少年だが
大家さんの思うような働き方ではなかったのであろう。
少年が、ちょっと気の毒に思えたワタシである。。。
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