12月5日はタイの王様の誕生日。
タイの「父の日」である。
学校も休み、市場やレストランも休みで
町がガラーンとしていた。
「父の日」は王様へのお祝いの気持ちを示すために
キングカラーの黄色い服を着るタイ人。
我が家もそろって「黄色い服を着よう!」と
女子だけで盛り上がっていた。
そして、前日。
大家さんから
「明日は一緒に写真を撮ろう!
みんな黄色を着るんだよ!」
と記念撮影の約束をしていた我が家。
朝から黄色のキングポロシャツを着て過ごした。
午後になり、外出から帰って来た大家さんから
「おーい!写真を撮ろう!」
と声がかかった。
みんなで一目散に飛び出していくと
ゴージャスな真っ黄色のタイドレスに
高級そうな宝石をじゃらじゃら付けた
大家さんが出て来た。
去年同様、今年も
「ま、まぶしい!!」
今年は親戚の人も来ていたようで
みんなで写真を撮ったり
大家さんの犬と遊んだりした。
無事に、大家さんとの記念撮影が終わり
家に戻って、シャワーを浴びたり夕飯の支度に
とりかかったりと慌ただしくしていると。
「おーい!」
と再び大家さんの声がする。
何の用事か、大家さんに聞きにいってきた長女が
戻ってくると、手にろうそくを持っている。
「これから、王様のお誕生日イベントがお寺であるから
一緒に行こうって!」
ということだった。
我が家を誘ってくれたのだった。
お寺のイベントは6時スタート。
少し暗くなり始めていたが
せっかく大家さんのお誘いだし
行くことにした。
教えてもらったお寺は家のすぐ近所。
時間通りに行くと、黄色い服をきた人たちで
いっぱいだった。
6時になり、イベントがスタート。
この町の町長(?)のあいさつがあったり
ろうそくに火を灯火したり
誕生日というより、厳粛な雰囲気だった。
暗闇の中、ろうそくの火を灯し
「王様の歌」を合唱するタイ人を見て
タイ人にとっての「王様の存在の大きさ」
「心のよりどころ」「忠誠心の大きさ」を
改めて感じた。
そして、毎日学校で「王様の歌」を
歌っている長女と次女。
二人ともタイ人並みに大声で暗唱!!
かなり馴染んできてる・・・。
外でのイベントが一通り終了し、解散かなと
思っていると。
大家さんが
「一緒にお寺の中へ行くか?」
と誘いに来た。
これからお寺の中で、お祈りが始まるらしい。
もちろん行ってみる我が家。
お寺の中は広くて、多くの人が
集まっていた。
時間になりお坊さんのお経が始まる。
そんな中、うちのわんぱく三女が
おとなしくしていられる訳がない!
おまけに次女は眠たくなってきた、と。
ということで、我が家は途中で退出してきたのだが。
今回もタイの文化をどっぷり体験させてもらった我が家。
物理的な面だけでなく、精神的な面においても
「文化の違い」「価値観の違い」を思い知らされる。
こんな経験、大家さんが誘ってくれなければ
できなかったことだ!
去年の「父の日」は黄色のシャツを着ただけだったが
今年は「王様誕生日イベント」まで参加することができ
また一歩、ディープなタイに足を踏み入れたワタシである・・・。
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